突然ですが…
英検準1級に「1か月」で「効率よく」勉強して受かりたくないですか?
通常、英検準1級というのは、合格するまでに6か月~1年ぐらい勉強する必要があります。
なので、たった1か月の勉強で受かるなんて不可能だ…と思いますよね?
しかし勉強法次第では1か月でも合格することは十分可能です。
この記事では、たった1ヶ月の勉強で英検準1級に受かる方法を詳しく解説します。
本記事の内容
- 英検準1級に1か月で受かるための勉強法3つ
- 英検準1級に1か月で受かるために大事な2つのこと
- 英検準1級のよくある勘違い2つ
- 本番での素点目標と時間配分
- 英検準1級を1か月で対策する際のよくある3つの悩み
この記事を読むことで、英検準1級に1か月で合格できる勉強法が分かります。
【英検準1級】1か月で受かる勉強法3つ

1か月でやるべきことは次の3つです。むしろこれしか対策しなくていいです。
- 英単語
- ライティング
- 過去問(時間があれば)
なぜこれらに絞るべきなのか?その理由についても合わせて解説します。
①:英単語
まずは「英単語」
英検準1級は、語彙問題だけでリーディングの半分以上を占めます(25問/41問中)
ここで8割(20問/25問中)取れれば、それだけでリーディングは5割以上は確定です。
残りの長文で5割以上(8問/16問中)取れば、リーディング全体で7割(28問/41問中)に達します。
1か月あれば英単語は十分詰められます。長文やリスニングとちがい、どれだけ暗記できるかが勝負なため、現在の英語力にほとんど影響されないのも嬉しいところ。
使う単語帳はこちらの「単熟語EX」がおすすめ。↓
出る順になっているので、前から順に覚えていけばそのまま試験で使えます。
もちろん、語彙問題だけでなく、長文やリスニングでも出てきます。こちらの単語帳をガンガン覚えていきましょう。
②:ライティング
お次がライティングです。
このライティングですが、1か月で受かろうと思ったとき、実は英単語よりも重要です。というか、英検準1級の中で最重要分野です。
なぜなら、配点の面から見たときライティングの1問だけで1次試験全体の1/3を占めるから。
英検準1級の配点をおさらいすると、以下のようになります。
- R…750(41問)
- L…750(29問)
- W…750(1問)
どうですか?
ライティングの1問とリーディングの41問が750で全く同じ配点ですよ。
いかにライティングが重要か分かりますね。しかもリスニングが苦手な人に朗報です。
実はこの配点の偏りにより、ライティングで9割取れれば、リスニングが4割でも受かります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください↓本当にリスニングが4割でも受かるのか、実際のデータをもとに解説しています。

実際、合格者のライティングの平均点は毎回9割近くあります。
ここで「自分には9割なんて無理だ。。」
なんて思わないでください。ぶっちゃけライティングに関しては、1か月もあれば一気に上達します。対策次第でなんとでもなります。
とは言っても「ライティングなんてどう対策したらいいか分からない…」と悩みますよね。
実はとってもいい方法があります。
それは予め「テンプレを作っておくこと」
テンプレさえ作っておけば、あとはそれに当てはめるだけなので、誰でも点数が取れます。
もしも、今から自分でテンプレを作れるか不安だ。。という人はこちらの記事を参考にしてみてください。
私が実際に満点を取ったテンプレを1から解説しています↓
【英検準1級】ライティングで満点を狙える無敵のテンプレート note
序論から本論、そして結論の書き方までワンストップですべて学べます。
便利な例文をたくさん知りたい!という人はこちらの記事をどうぞ↓英検準1級で頻出の7つのトピック毎に合計60の例文を紹介しています。
【マネするだけ】英検準1級のライティングで使える表現集【便利な60文】
③:過去問(時間があれば)
最後は過去問です。
過去問の役割としては次の4点です。
- 出題形式のチェック
- 長文問題の練習
- リスニングの慣れ
- ライティングの練習
基本的な対策は「英単語」と「ライティング」で十分ですが、全体像を把握するのに過去問は大事ですね。
特に長文とリスニングは3回分は解いておいた方がいいですね。
英検準1級に1か月で受かるために大事な2つのこと

本気で英検準1級に1か月で受かろうと思ったとき、下記2つに注意してください。
- 毎日3時間は勉強する
- ライティングを重点的に対策する
それぞれ解説します。
①:毎日3時間は勉強する
毎日3時間は勉強する必要があります。
配分的には、パス単1冊覚えるまでは
- 英単語…2時間
- ライティング…1時間
パス単を8割~9割覚えてからは
- 英単語…1時間
- ライティング…2時間
ぐらいのペースで進めるといいでしょう。
ポイントとしては、最初に一気にパス単を詰めること。そしてパス単をある程度覚えたらライティング重視に切り替えること。
これだけです。
そのために、少なくとも1日3時間の勉強時間は必要かと思います。
②:ライティングを重点的に対策する
くり返しになりますが、ライティングが最重要です。
英検準1級に本気で受かりたいのであれば、ライティングを最優先してください。
ライティングで9割以上取れたなら、リスニングが4割でも受かります。ちなみに満点取れたらリスニングは3割でも余裕の合格です。
実際、私もリスニングが大の苦手で、14/29しか取れませんでしたが、ライティングが16/16だったのでかなり余裕を持って合格することができました。
これはリスニングが9/29でも受かっている計算になります。
しかも、英検準1級のライティングは採点がかなり甘いと言われています。多少のミスがあっても9割以上は誰でも狙えます。
結論。
1か月で合格したいなら、ライティングを最優先してください。
ライティングで満点が狙えるテンプレについてはこちらをどうぞ↓
英検準1級のよくある勘違い2つ

次に、英検準1級のよくある勘違いを2つお伝えします。
間違えた認識をしてる人がけっこういるので、注意してください。
- 長文の1問と語彙問題の1問は同じ1点
- RLWバランスよく得点しないと合格できない、なんてことはない
1つずつ解説しますね。
①:長文の1問と語彙問題の1問は同じ1点
長文1問と語彙問題の1問は同じ1点です。
大学受験を経験してると勘違いしやすいですが、長文1問の方が価値が高いわけではないので注意してください。
英検では、単語が特に大事とよく言われる理由がこれです。語彙問題を1問解いても長文問題を1問解いても配点は同じ。
というわけで、長文よりも英単語の対策を優先しましょう。
②:RLWバランスよく得点しないと合格できない、なんてことはない
いろんなサイトで「RLWバランスよく取らないと合格できません」なんて書いてありますが、そんなことはないので安心してください。
英検準1級に足切りなんてありません。たとえリスニングで3割取ろうが合格は可能です。
実際「リスニングが4割3割でも受かった!」なんて話はよく聞きます。
リスニングが苦手でも十分合格できますので自信を持ってくださいね。
本番での素点目標と時間配分を解説します

次に、ここまでの話をもとに、本番での素点目標と時間配分について解説しますね。
どちらも「残り1か月で受かるために特化したもの」かつ「リスニングが苦手な人向け」となっております。
本番での具体的な素点目標【リアルなライン教えます】
以下のスコア換算表(2022年第2回)をもとに見ていきます。
リーディング | リスニング | ライティング | |||
素点 | CSEスコア | 素点 | CSEスコア | 素点 | CSEスコア |
41 | 750 | 29 | 750 | 16 | 750 |
40 | 706 | 28 | 723 | 15 | 698 |
39 | 677 | 27 | 688 | 14 | 658 |
38 | 660 | 26 | 667 | 13 | 626 |
37 | 647 | 25 | 651 | 12 | 595 |
36 | 637 | 24 | 638 | 11 | 565 |
35 | 628 | 23 | 627 | 10 | 539 |
34 | 621 | 22 | 617 | ||
33 | 614 | 21 | 608 | ||
32 | 608 | 20 | 599 | ||
31 | 602 | 19 | 591 | ||
30 | 597 | 18 | 583 | ||
29 | 591 | 17 | 576 | ||
28 | 586 | 16 | 568 | ||
27 | 582 | 15 | 561 | ||
26 | 577 | 14 | 554 | ||
25 | 573 | 13 | 546 | ||
24 | 12 | 539 | |||
23 | 564 | ||||
22 | 560 | ||||
21 | 555 |
ズバリ、本番で目指すべき素点は下記の通りです。
パターン①:ライティングで14/16目指す場合
- リーディング⇒27/41(582)
- リスニング⇒14/29(554)
- ライティング⇒14/16(658)
計1794(合格基準は1792)
ライティングの14点は、1か月もあれば十分狙えるため、現実的な数字だと思います。
パターン②:ライティングで15/16目指す場合
- リーディング⇒21/41(555)
- リスニング⇒12/29(539)
- ライティング⇒15/16(698)
計1792(合格基準は1792)
ライティングで15/16取るのは簡単ではありませんが、この場合RLがこれぐらいでも合格することが可能です。
もっと詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。ギリギリ合格できるラインをさらに解説しています。

本番でのおすすめな時間配分
次に本番での時間配分についてです。
一般的な時間配分は以下の通り↓時間は90分
- 語彙問題…15分
- 長文(空欄補充)…15分
- 長文(内容一致)…35分
- ライティング…25分
ただこれだと、ライティングの時間が少ない。
25分で書くなんてふつうは無理です。ライティングで高得点を狙うなら40分はかけるべき。
ということで、おすすめは以下の時間配分。
- 語彙問題…15分
- 長文(空欄補充)…15分
- 長文(内容一致)…20分
- ライティング…40分
長文(内容一致)問題を少し捨てて、ライティングに回しましょう。
「長文捨てても大丈夫なの?」と思われるかもですが、大丈夫です。
長文を多少捨てても、スコアへの影響はわずか数点ほど。それが合否に影響するケースは極めて低いです。
しかしライティングでしっかり稼げれば、スコア上100ぐらい変わってきます。
ちなみに私はライティングに40分以上費やし、最後の長文2つ捨てましたが余裕で受かってました。
英検準1級を1か月で勉強しようと思ったときのよくある質問3つ

最後によくある疑問や不安にお答えして終わろうと思います。
次の3つです。
- 単語が全部終わりません…
- ライティングが上手く書けません…
- 長文やリスニングはどうすればいい?
1つずつお答えします。
①:パス単が全部終わりません…
単語の悩みは尽きないですよね。。
特に短熟語EXは量が多いのでかなり大変。
でも大丈夫です。短熟語EXは出る順になっているので、全体の2/3まで頑張る!とかでも全然いいと思います。
もちろん、最後まで全部覚えられれば一番いいですが、時間的にきついならできるとこまで完璧に覚えましょう。
4択問題なので、消去法を使えばなんとかなります。
②:ライティングが上手く書けません…
これもよくある悩みかと思います。
普段から書き慣れてないと、全く書けないですよね。。
そしてライティングは自分の経験上、最も差がつく分野です。合格者の平均点は毎回9割近くありますからね。一方で、5割ぐらいしか取れない人も多くいます。
ではどうすればいいのか?結論を言います。
「テンプレ」を作ってください。点数が取れるテンプレを覚えるのです。
予めテンプレを用意して、本番中はそれに当てはめるだけ。そうすれば誰でも簡単にライティングで稼げます。そしてライティングで稼げれば間違いなく受かります。
- でも今から自分でテンプレなんて作れない
- そもそも点数が取れるテンプレがよく分からない
こんな人は以下のテンプレ記事をご覧ください↓私が本番で満点を取ったテンプレを惜しみなく解説しています。
上でも書きましたが、英検準1級に本気で合格しようと思ったとき、一番重要なのは「ライティング」です。
英検準1級の合否はライティングで決まります。ライティングはしっかり準備しておいてくださいね。
③:長文やリスニングはどうすればいい?
長文とリスニングに関しては、過去問を3~6回分解いておけば十分かと。
3回分解けば、出題形式や難易度などだいたい分かると思います。
くり返しになりますが、大事なのは「語彙問題」と「ライティング」です。長文とリスニングは最低限で大丈夫です。
これでも合格することは全然できます。
英検準1級に1か月で受かる勉強法:まとめ
最後にまとめです。
英検準1級に1か月で受かる勉強法は以下の3つでした。
- 英単語
- ライティング
- 過去問(時間があれば)
特に「英単語」と「ライティング」で配点の半分以上あります。
この2つで稼ぐ意識を持てば、1か月で逆転合格は十分可能です。
ライティングで満点が狙えるテンプレはこちらになります↓1人でテンプレを作るのが不安な人はぜひ参考にしてください。
便利な例文をたくさん学びたい人はこちらをどうぞ↓
【マネするだけ】英検準1級のライティングで使える表現集【便利な60文】