英検準1級の1次試験に受かったものの
- 2次試験てどんな問題が出るんだろう
- どうやって対策すればいいのか教えてほしい!
- どのくらい話せれば受かるのかな
こういったことで悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事ではこういった疑問にお答えします。
自分の体験談も交えながら分かりやすく解説していきますね。
この記事を読むことで、2次試験までにやるべきことがすべて分かります。
実際に私はこれから紹介するやり方だけで2次試験に合格することができました。
各問題の答え方のコツについてはこちらの記事にまとめました↓

英検準1級 面接問題に関してよくある質問3つ

まず先によくある質問を3つあげておきます。
- 対策って1次試験合格後からでも間に合いますか??
- 今まで英語なんてほとんど話したことないんですが大丈夫でしょうか??
- 独学でも合格できますか??やっぱり英会話教室やオンライン英会話で練習したほうがいいですか??
1つずつお答えしますね。
よくある質問①:対策って1次試験合格後からでも間に合いますか??
はい、大丈夫です。
自分も英検準1級の2次試験に関しては0の状態から始めましたが、一発で合格することができました。
対策本を1冊買ってそれをやり込めばいけます。
よくある質問②:今まで英語なんてほとんど話したことないんですが大丈夫でしょうか??
自分も全くありませんでしたが、1次試験の合格発表後からで間に合いました。
しかし、けっこう焦ったので、普段から英語を少し口に出すだけでもだいぶ違ったとは思います。
よくある質問③:独学でも合格できますか??やっぱり英会話教室やオンライン英会話で練習したほうがいいですか??
オンライン英会話などをやらないと合格できないなんてことはないです。
自分も対策は9割型ひとりで行いました。
残りの1割は親に練習相手になってもらいました(ちなみに親はまったく英語ができません)。
ただ自分の英語を聞いてもらっただけです。
ですがこれだけでも効果はありました。
相手に向かって話すというのが大事かなと思います。
慣れていないと相手の目を見て英語を話すというのはけっこう難しいので。
そういう点ではオンライン英会話などを利用するのももちろんありだと思います。
英語でやり取りしてもらえるだけでも本番慣れできますしね。
英検準1級 面接の問題形式と基本情報【 絶対押さえるべきポイント 】

まず出題形式ですが大きく分けると3つあります。
- スモールトーク
- ナレーション(4コマ)
- Q&A
1つずつ解説しますね。
①:スモールトーク
スモールトークとは最初に行う自己紹介的なものです。
受験者の緊張をほぐす目的もあります。
よく聞かれるのは
- ここまでどうやって来たか
- 仕事は何をしているか
- 趣味は何か
などです。
これらについてはあらかじめ準備しておきましょう。
自分の場合は「少し自己紹介してください」と言われ
- どこから来たか
- 仕事は何をしているか
- 趣味
をそれぞれ1文ずつ言いました。
今思うとすごーく薄いですね(汗)
1つのことに絞って3文ぐらい答えた方が良かったかもしれません。
面接官に「Sounds interesting.」と言われて終了したので。。
(まあ受かったからよし!)
②:ナレーション(4コマ)
ここからが本題です。
ナレーションは、印刷された4コマ漫画を見て、それに説明をつけていく問題です。
実際の問題はこんな感じです。
この1コマ1コマに自分でナレーションをつけていきます。
上の問題でいうと
- 子どもたちが部屋でゲームをしています
- 母親が外で遊ぶように提案しています
といった感じです。
この絵から分かることをどんどん言っていく感じですね。
英語を話すことに慣れていない人は最初苦労すると思います。
自分も最初はかなり苦労しました。
簡単な単語や表現すらも口から出てこないんですよね。。
でもちゃんと練習すれば大丈夫です。話せるようになります。
詳しい対策法については英検準1級の面接で失敗しないコツ9個!【 一発で受かります 】の記事にまとめました。
③:Q&A
これは、面接官からの4つの質問に答える問題です。
質問はそれぞれ
- イラストに関連した質問×1
- 問題カードのトピックに関連した質問×2
- 問題カードのトピックにやや関連した、社会性のある質問×1
となっています。
これも最初は苦労します。
2次試験は面接官との会話なので、聞かれたらすぐに自分の意見を頭でまとめてそれを英語で言わなければなりません。
これが本当に難しくて。最初は自分もパニック状態でした。
何か言おうとするけど考えがまとまらず、嫌な汗が出まくりで。。
ですがこれも何度も練習することで、だんだん落ち着いて話せるようになってきました。
なのであなたも2次試験までくり返し練習すれば大丈夫です。
こちらも詳しいコツについては英検準1級 二次試験対策【 スモールトーク・ナレーション・Q&A 】の記事にまとめました。
英検準1級 面接問題のその他の基本情報

次に、問題形式以外の情報を書いていきます。
- 採点基準
- 面接時間
- 面接官の人数と外国人かどうか
1つ1つ解説します。
①:採点基準
英検準1級の採点基準は以下の通りです。
ナレーション | 15点 |
Q&A(イラストに関連した質問) | 5点 |
Q&A(問題カードのトピックに関連した質問) | 5点 |
Q&A(問題カードのトピックに関連した質問) | 5点 |
Q&A(問題カードのトピックにやや関連した質問) | 5点 |
アティチュード | 3点 |
合計 | 38点 |
面接本によると合格基準は22点のようです。
つまり22/38で合格。
ちなみにアティチュードとは「態度・姿勢」の意味で
具体的には
面接室への入室から退室までのやり取りの中で、積極的にコミュにケーションを図ろうとする態度のことです。
②:面接時間
英検準1級の面接時間は約8分間です。
「8分もしゃべるのか。。」と思われたかもしれませんが、たぶんあっという間です。
英語を話しているときの時間てあっという間に過ぎてしまいます。
目の前の質問に答えるのに精いっぱいで、時間を気にする余裕なんてないんですよね。
逆に、「もう終わり!?」 みたいな感じです。
③:面接官の人数と外国人かどうか
英検準1級の面接官は1人です。
また、ネイティブか日本人かどうかは入る部屋によるみたいです。つまり運ですね。
自分のときはネイティブの方でした(しかもイケメン)。
せっかくなので、ネイティブの方にやってほしいなあと思っていたので自分はうれしかったです。
英検準1級 二次試験問題の対策本【これをやり込むだけでOKです】

英検準1級の2次試験の対策におすすめの参考書は
英検準1級 2次試験・面接 完全予想問題(旺文社)です。
2次試験の参考書は、1次試験と比べて数がありません。
その中でもこの旺文社のものを選んでおけば間違いないです。使いやすさが他のものとは段違いです。
おそらく合格者の中でも一番使われている参考書だと思います。
全部で14回分問題があるので、毎日2つずつ進めていけばOKです。
詳しいレビューは英検準1級 二次試験のおすすめ参考書【14日でできる!英検準1級2次試験・面接 完全予想問題 旺文社】にまとめました。
ちなみに、1次試験の過去問にも問題はついていますが、解説がないのでやめておいた方がいいです。
不合格になってもう一回受け直す費用を考えたらここでケチらない方がいいと思います。
英検準1級の面接問題はどれぐらい話せば受かるのか

まず、参考書の模範解答レベルのことを話せなくても受かります。
これは間違いないです。
なぜなら自分がそうだったから。
自分の体験談になりますが
文法も単語もほとんど中学レベルで乗り切りました。
それでも、何回もつっかえまくりの間違えまくりでしたが一発で受かってました。
上で紹介した旺文社の本は易しめで書かれていますが、それでも本番あのレベルでスラスラ話すのは難しいと思います。
これに関しては他の人の面接を見れるわけでもないので、自分の体験だけになってしまいますが、採点基準はけっこう甘いのではないかと思います。
次にお伝えするNGなことをしなければおそらく合格基準には届くと思います。
ちなみに質問を聞き返すのは減点の対象にはなりません(あまり回数が多いともしかしたら減点されるかもしれません)。
自分は1回だけ聞き直しました。
英検準1級の面接問題:本番でのNG行動3つ【 これをしたら落ちます 】

先ほど英検準1級の2次試験の採点は甘いのではないかとお話しましたが、避けなくてはならないことが3つあります。
それは
- 長い時間沈黙する
- 小声でぼそぼそ話す
- コミュニケーションを取ろうとしない
この3つです。
①:長い時間沈黙する
これは一番やってはいけないことです。何がなんでも避けましょう。
初めて会う人と話すとき、もし相手がこちらの質問に対して何も答えなかったら気分はよくないですよね。
「あれ?無視されてるのかな。。」
「聞こえてないのかな。。」
と不安になると思います。
英語での面接でも同じです。長い時間沈黙すると面接官の印象は悪くなってしまいます。
なので分からなかったとしても必ず何か言いましょう。
ちなみに「長い時間てどれぐらい?」って感じですが、個人的な感覚で言うと
5秒かなと思います。
5秒て聞くとそんなに長くないと思うかもしれませんが、あの面接の緊張した状況での5秒はかなり長いです。
沈黙を避けるために、つなぎ言葉を用意しておくといいです。
例えば
- Let me see、、
- Well、、
- That’s a good question!
- That’s a difficult question.
などです。
これらはよく使われる表現なので、日ごろからクセづけておくといいかと。
特に、練習を始めたてのころは、日本語で「えっと、、」とか言ってしまいがちなので気を付けた方がいいです。
②:小声でぼそぼそ話す
これも絶対にやめた方がいいです。印象が悪いです。
自分が仮に面接官だっとしてこのような人を英語の面接で合格にするかと聞かれたら
「う~ん」って感じではないでしょうか。
たしかに、緊張もするし合ってるか分からない英語を話すわけですから
小声になってしまう気持ちも分かります。
自分も最初は自信がなくて大きな声で話すことができませんでした。
しかし、完璧な英語を話さなくたって受かります。
完璧に話すなんてまず不可能だと考えた方がいいです。
2次試験ではこの割り切りが大事です。
ライティングじゃないので多少間違えたぐらいでポンポン減点されません。
そんなことされたら誰も受からないです笑
なので、自信をもって大きな声でハキハキ話しましょう。
その方が印象がいいですよ。
③:コミュニケーションを取ろうとしない
これもまずいです。2次試験は面接官とのコミュニケーションです。
上にあげた2つのこともそうですし、あとは細かいところで言うと
- 相手の目を見て話す
- 明るく笑顔で受け答える
- 指示されたらちゃんと「Yes.」や「Thank you.」と言う
- 問題カードを返すとき、「Here you are.」と言う
- 面接の最後に「Have a nice day!」 先に言われたら「You too.」と言う
この辺りを押さえておけば大丈夫だと思います。
この辺については採点項目のアティチュードにも関わってきますので日頃から徹底しておくのがおすすめです。
英検準1級の面接問題:まとめ

2次試験は1次試験とちがい、自分で採点ができないので対策に困ると思います。
しかし、1次試験と同じように2次試験用の参考書を1冊やり込めば、誰だって合格できます。
大事なのは
- しっかり準備・対策をして受ける
- 間違いを恐れずどんどん話す(練習・本番どちらも)
- 本番はコミュニケーションを取ることを放棄しない
2次試験といっても基本的には、人と人とのコミュニケーションだということはお忘れなく。
そこを大事にすればおのずと結果はついてくると思います。
参考までに、自分が使って本当に良かった参考書です↓
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