英作文の参考書を探してる人の中には
「英作文ハイパートレーニング 和文英訳編ってどんな参考書なんだろう」
「どれぐらいのレベルなのかな」
「メリット・デメリットについても知りたいな」
こんな疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事ではこういった疑問にお答えします。
本記事の内容
- 英作文ハイパートレーニングってどんな参考書?
- レベルや使い方などを分かりやすく説明します
- メリット、デメリットについても解説します
英作文を書けるようになりたいのなら、まずは「英作文ハイパートレーニング和文英訳編」をやり込むのが安定です。
この参考書をやり込むことで、今まで英作文をほとんど書いてこなかった人でも英作文の書き方が分かるようになります。
実際、自分もこの本のおかげもあって英検準1級の英作文で満点を取ることができました。
この記事を読むことで、英作文ハイパートレーニング和文英訳編がどんな参考書なのかがすべて分かります。
この記事は5分ほどで読み終わります。
英作文ハイパートレーニング和文英訳編の基本情報

まず、英作文ハイパートレーニングには2種類あります。
- 英作文ハイパートレーニング和文英訳編(本記事)
- 英作文ハイパートレーニング自由英作文編
それぞれ役割がまったく違いまして、和文英訳編は名前の通り、和文英訳(日本語を英語に訳す)に特化した参考書。
自由英作文編は「オリンピックを開催することはいいことか」
のような自由英作文の書き方を学べる参考書です。
この記事は和文英訳編についてのものです(以下英作文ハイパートレーニングと呼びます)。
次に以下のような情報について見ていきます。
- 英作文ハイパートレーニングってどんな参考書?
- 英作文ハイパートレーニングのレベル
- 英作文ハイパートレーニングがおすすめな人
- 英作文ハイパートレーニングでできるようになること
①:英作文ハイパートレーニングってどんな参考書?
この参考書は英作文の中でも和文英訳に特化した参考書で、日本語を英語に訳せるようにするためのものです。
全部でLesson66まであり、各Lessonに2つの例題がついています。
それぞれ例題→解説→解答の流れになっており、どの単元も見開き1ページで完結です。
この構成がすごく分かりやすくて個人的にはお気に入りポイントの1つです。
具体的な内容で見ると
疑問文や否定文の作り方から始まり
現在形・過去形・未来の表し方など時制に関する表現
そして仮定法まで大事な項目は1通り網羅されています。
英作文の参考書の1冊目に最適です。迷ったらこれを選んでおけば後悔しません。
②:英作文ハイパートレーニングのレベル
この参考書の例題はそんなに長くなくレベル的にもそれほど難しくありません。
なので、これまで英作文を書いたことがないという人でも安心して手に取れますよ。
例題をいくつか抜粋するとこんな感じ。
- 海外旅行をするのはどんな感じですか?
- その本は思ったよりも面白かった。
- 若いうちは色々なことが学べる本を読むべきだ。
いかがでしょうか。
これぐらいなら練習すれば書けそうと思ったのではないでしょうか。
これぐらいのレベルをしっかり書けるようすることで、英作文の土台が積み上がっていきますよ。
③:英作文ハイパートレーニングがおすすめな人
上でも書いたようにこれまで英作文をほとんど書いたことがない人に強くおすすめできます。
独学でも進めやすいように解説がかなり丁寧に書かれていますし、難しい文法用語もほとんど出てきません。
なので初めての人でもストレスなく読み進められますよ。
④:英作文ハイパートレーニングでできるようになること
これを1冊完璧に仕上げれば英作文を書くための土台が完成します。
英作文を書くときってその場で1から考えるよりも、今まで書いてきた英作文の型に当てはめて書いた方が楽だし、間違いも少なくなるんですよね。
そのための土台がこの本をやり込むことで出来上がります。
英作文ハイパートレーニング和文英訳編のメリット5つ

次に英作文ハイパートレーニング和文英訳編の良いところを紹介します。
英作文ハイパートレーニング和文英訳編には5つのメリットがあります。
- 例題が易しめなので取り組みやすい!
- 1つ1つの解説がめちゃくちゃ分かりやすい!
- 文法の理解が深まる!
- 1つのテーマが見開き1ページで完結!
- 巻末に英作文で便利な表現集が155文載っている!
1つ1つ解説しますね。
①例題が易しめなので取り組みやすい!
英作文ハイパートレーニングは例題が易しめなので
「今まで英作文なんて書いたことないよ。。」という人でも安心です。
自分も何年ぶりかに英作文を書きましたが、ほぼつまることなく楽しく進めることができました。
英作文の初めの1冊に、この本より適しているものはないんじゃないでしょうか。
例文が易しいので、英作文の1冊目にこれを選んでおけば間違いないです!
②:1つ1つの解説がめちゃくちゃ分かりやすい!
英作文ハイパートレーニングは1つ1つの解説が本当に分かりやすいです。
ぶっちゃけ、その辺の文法問題集よりも分かりやすかったりします(笑)
この本をやって「文法の意味が初めて分かった!」ということも多かったです。
英作文というと「誰かに教えてもらわないと無理なんじゃ、、」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
この本を使えば独学でも安心して進められますよ。
解説の分かりやすさも魅力の1つです!
③:文法の理解が深まる!
この本を読むことで文法の理解が深まります。
例えば
I am as tall as he is.
中学校で習う文法ですよね。簡単だと思います。
しかし、上の例文に使われている2つのasの品詞を言える人は少ないのではないかと。
そして、2つの品詞の違いが分からなければ、次の例文を作るのは難しいはずです。
I was as surprised at the news as he was.
この場合、1つ目のasと2つ目のasが離れています。
これを「自力で書いてみて!」と言われてもなかなか書けないのでないでしょうか。
なぜなら、この文を作るには2つのasの品詞(役割)を知らないと書けないからですね。
英作文ハイパートレーニングを読むことでこのような文も書けるようになりますよ。
解説を読むだけで、文法の知らなかった部分がたくさん分かるよ!
④:1つのテーマが見開き1ページで完結!
個人的にこのレイアウトが気に入っていて、どのLessonも見開き1ページで完結します。
1つのLessonが中途半端なページで終わったりしないので進めやすいです。
レイアウトの見やすさは勉強のモチベーションに直結します!
⑤:巻末に英作文で便利な表現集が155文載っている!
「英作文でよく使う表現や文法をまとめて覚えたいな~」
このように思われる方に朗報です。
英作文ハイパートレーニングには、英作文を書く際に便利な表現が155文まとまって載っています。
これがめちゃくちゃ便利でして、覚えるだけでそのまま英作文に使えるものばかりです。
例えば
①We must face the problem of the global warming.
②The new subway has enabled me to get to work in thity minutes.
①faceはこの場合、顔ではなく動詞で「立ち向かう」という意味です。
目的語を変えれば色々使いまわせそうですね。
②enable O to do で「Oが~するのを可能にする」という文法。
これもめちゃくちゃ便利な表現で英作文ではよく使います。
このように英作文ハイパートレーニングには、覚えるだけで英作文が書けるようになる表現集がついています。
ぶっちゃけ、このためだけに買ってもいいぐらいの価値があります。
そのまま試験で使える表現がたくさん学べるよ!
英作文ハイパートレーニング和文英訳編のデメリット2つ

英作文ハイパートレーニングのデメリットは以下の2つです。
①:難しい問題はあまり練習できない
②:解答例が1つしかない問題もある
①:難しい問題はあまり練習できない
例題はすべて基本的であり、長めの難しい和文英訳はほとんど練習できません。
一応、「入試問題にトライ!」という章があり、そこで練習することはできますが問題が8問のみです。
なので、この本は
「短めの例題を通して英作文の基礎を固めるためのもの」
と考えた方がしっくりきます。
応用問題は別の参考書や過去問で対策する必要があります。
②:ほとんどの例題は解答例が1つしかない
例題の解答には、基本的に解答例が1つしかありません。
なので、自分が書いた答えが合ってるのかどうかが分からないことが多いと思います。
ですが英作文では、自分の解答と模範解答がピッタリ合う方が珍しいので、どっちにしろそこまで気にする必要はないかと。
迷ったら解答例を丸ごと覚えてしまいましょう。
英作文ハイパートレーニング和文英訳編の効果的な使い方

英作文ハイパートレーニングの効果的な使い方は次の通りです。
- まずは解説をじっくり読む
- 例題を解いて答え合わせ
- Sectionごとの終わりにある復習問題もする
- Lesson66まで完璧になったら巻末の例文集を覚える
1つずつ解説しますね。
①:まずは解説をじっくり読む
解説の前に例題がありますが、先に解説を読んでいきましょう。
「まず自力で書いてみなくていいの?」
と思われたかもしれませんが大丈夫です。
この本の目的は例題を通して英作文の土台を固めることであり
実際に1から自分で考えるのは過去問などで演習するときで十分だからです。
②:例題を解いて答え合わせ
解説を1通り読んだら、例題を自力で解いてみましょう。
この際、時間は気にしなくていいですし、分からなくなったらもう一度解説に戻って見ながら解いても全然OKです。
次に答え合わせですが、その際よくある質問がこちら。
自分の解答と模範解答が違う場合はどうすればいいですか??
結論から言うと、模範解答を覚えてしまいましょう。
それが結局、一番間違いないです。
くり返しになりますが、この参考書の1番の目的は例題を覚えることによって、英作文の土台を固めることですからね。
③:Sectionの終わりにある復習問題もする
英作文ハイパートレーニングにはSectionとSectionの間に復習問題というのがあります。
これまでのLessonで習った内容をおさらいできる問題が8問用意されています。
問題は各Lessonの例題とは異なるものです。
良問ぞろいなのでぜひこれらの問題にも挑戦してみましょう。
復習にもなりますし、今までの内容が定着していきますよ。
ちなみに最後のLessonが終わったら、「入試問題にTry!」というページがありますが、ここはやらなくても大丈夫です。
難しい問題が8問載っていますが、この参考書の目的と合わないので無理にやる必要はありません。
④:Lesson66まで完璧になったら巻末の例文集を覚える
何周もしてLesson66までの例文が完璧になったら、あとは巻末の例文集を覚えていきましょう。
全部で155文あるのですが、2つのテーマに分かれています。
- 語法文例が65文
- テーマ別文例90文
①語法文例は文法的に便利な表現で
②テーマ別文例は天気や学校などのシチュエーションごとに重要な表現がまとめてあります。
全部テストで使えるものばかりなので、ぜひ覚えておくのをおすすめします。
英作文ハイパートレーニング和文英訳編のまとめ

英作文ハイパートレーニング和文英訳編はこんな人におすすめ!
- 今まであまり英作文を書いたことがない人
- 短めの簡単な例題を解きたい人
- 独学で英作文の対策をしようと考えている人
- 英作文でよく使う表現集が欲しい人
英作文ハイパートレーニング和文英訳編は解説が分かりやすく例文も短めなので
初めて英作文の対策をするという人に向いています。
また、独学でも十分進められるので、誰かに教えてもらえる環境にいない人でも安心して使うことができますよ。