この記事ではこんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- エバーグリーンってどんな参考書?
- エバーグリーンのメリット、デメリット
- エバーグリーンの効果的な使い方と注意点
- 一緒に使うべき参考書
エバーグリーンは文法を分かりやすく説明してくれると評判ですが
ボリュームが多く、使い方を間違えると何も身につかずに時間を無駄にしてしまうことも。
この記事を読むことで、エバーグリーンの効果的な使い方や注意点などが分かります。
この記事は5分ほどで読み終わります。
エバーグリーンの基本情報

まずはエバーグリーンの基本情報について解説していきます。
エバーグリーンの基本情報
①:エバーグリーンってどんな参考書?
②:エバーグリーンのレベルは?
③:エバーグリーンはどんな人におすすめ?
①:エバーグリーンってどんな参考書?
エバーグリーンは中学レベル~高校レベルまでの文法を1から解説してくれる参考書です。
SVOCや時制の分野から始まり、倒置・省略などの特殊構文まで全範囲網羅されています。
1つ1つの内容がかなり深いところまで解説されているので、問題を解いてて分からないところが出てきたときに調べるのに便利です。
また、文字ばかりの説明ではなく、全ページカラー&イラストつきなので、英語嫌いの人でも安心して手に取れますよ。
②:エバーグリーンのレベルは?
エバーグリーンのレベルは中1~高校の発展レベルまで幅広いです。
中学内容から扱っているので、初学者の人にもおすすめできます。
③:エバーグリーンがおすすめな人
結論としては英語を学ぶすべての人におすすめできます。
A:1から文法を勉強する人
B:英語がすでに得意な人
A:1から文法を勉強する人
文法問題集を解くとき、分からないところが色々出てきますよね。
すぐに誰かに聞ければいいですが、そうはいかない場合も多いかと思います。
しかし、エバーグリーンが手元にあれば自力でその疑問を解決することができます。
身近に聞ける人がいない場合でも自分で解決できるのは心強いですよね。
B:英語がすでに得意な人
英語がすでに得意な人でも1冊持っておくと便利です。
そういった人の場合、文法の深いところで疑問が生まれると思うんですよね。
その場合もエバーグリーンが手元にあればすぐに調べることができます(かなり細かいところまでいくと載っていない場合もあります)。
使う頻度的には初学者の人より少ないと思いますが、1冊あるだけでいつでも調べられる安心感がありますよ。
エバーグリーンの良いところ3つ

エバーグリーンの良いところは大きく分けて3つあります。
- カバーしている範囲が広い!
- 全ページカラー&イラスト付きで分かりやすい!
- 使われている例文が易しい!
1つずつ解説していきます。
①:カバーしている範囲が広い!
エバーグリーンのカバーしている範囲はかなり広いです。
文法的な種類でもそうですし、1つ1つの文法を深く掘り下げて解説してあります。
基本的にこれで調べさえすればほとんどの疑問は解決するはず。
②全ページカラー&イラスト付きで分かりやすい!
エバーグリーンは全ページカラーで説明されています。
なので、視覚的にも読みやすいですし大事なところが一目で分かります。
また、ところどころイラストが使われており全体的にやさしい雰囲気になっています。
これのおかげで、どんどん読み進めていこうという気になりますし、文法を調べることへの負担が少ないです。
③:使われている例文が易しい
エバーグリーンには1つ1つの文法項目に対して例文がついており、例文レベルも易しめになっています。
例えば、不定詞の項目で次のような例文があります。
It is useful to have a driver’s license.
難しい単語もなく、短めなので初学者の人にとっては嬉しいところだと思います。
例文が長かったり、難しい単語がたくさんあるだけで読む気がなくなりますからね。
その点、エバーグリーンの例文は初学者でも安心して使えるようになっていますよ。
エバーグリーンの気になるところ
672ページもあるので、持ち運びには少々不便です。逆にいうと気になるところはこれぐらいですかね。
内容的には申し分ないです。
エバーグリーンの効果的な使い方

ここではエバーグリーンの効果的な使い方を解説していきます。
エバーグリーンの効果的な使い方
- エバーグリーンの役割はあくまで辞書代わり
- 基本的にチェック問題はやらなくてOK
- 必ず別の問題集とセットで使う
以下1つずつ解説します。
①:エバーグリーンの役割はあくまで辞書代わり
エバーグリーンの役割というのはあくまで辞書的な役割です。
問題を解いてて分からないところが出てきたときに、エバーグリーンを使って調べるといいでしょう。
逆にダメなのは、この本の内容を1から全部読んで覚えようとすることです。
絶対途中で挫折します。量が多すぎてまず不可能です。
便利な参考書なだけに使い方には要注意です。
②:基本的にチェック問題はやらなくてOK
各章の終わりにチェック問題がついていますが、これは基本的にやらなくて大丈夫です。
なぜなら、エバーグリーンの使い方というのは問題集を解いてて分からなかったところをピンポイントで調べることだからです(つまり辞書的な役割)。
ただし、時間がある人や気になる人はやってもいいと思います。
やってプラスになることはあっても、マイナスにはならないですからね。
③:必ず別の文法問題集とセットで使う
エバーグリーンはあくまで補助的なものです。
メインの問題集を必ず別に用意しましょう。
おすすめは次の3つ。
A:文法の基礎力を身につけるトレーニング 「総合英語Evergreen」完全準拠文法問題集
B:ネクステージやアップグレード
C:英文法レベル別問題集、英文法・語法問題ベスト400
それぞれ簡単に解説していきます。もっと詳しく知りたいという人は、レビュー記事を貼っておきますので参考にしてください。
A:文法の基礎力を身につけるトレーニング 「総合英語Evergreen」完全準拠文法問題集
この問題集は、エバーグリーンに完全対応しています。
問題のページには、それに対応したエバーグリーンのページが書かれており、もし分からなければすぐにエバーグリーンで調べることができるようになっています。
これがめちゃくちゃ便利でして、いちいちエバーグリーンの索引から調べる必要がありません。
こういった細かい部分で勉強に対するやる気というのも変わってきますよね。
問題のレベル的には易~標準ぐらいの難易度です。英語初学者でも安心して取り組めます。
B:ネクステージやアップグレード
これらは、4択問題が中心の文法問題集になります。1冊に1400問近く入っており、ボリュームが多いです。
レベル的には基礎~発展まで広く扱われています。
ちなみに、この網羅系の問題集は
- ネクステージ
- Vintage
- アップグレード
などなど、、色々種類がありますが、どれを使っても大差ありません。
最終的に身につくものは同じです。
これらの問題集は解説が薄いため、独学で英語を勉強している人にとってはかなりきついのですが、エバーグリーンと合わせることで独学でも進めやすくなります。
C:英文法レベル別問題集や英文法・語法問題ベスト400
最後は、「英文法レベル別問題集」と「英文法・語法問題ベスト400」です。
問題形式はネクステ系と同じ4択問題が中心。
この参考書の一番の特徴は、問題数が厳選してあるところです。
よく出る大事な問題だけに集中できるので、ネクステのように1400問近くもやるのは厳しい、、と言う人に向いています。
エバーグリーンを使うときの注意点

最後にエバーグリーンを使うときの注意点を紹介します。
ここを意識しておかないとかなりの時間を無駄にしてしまうことになるので、ぜひ注意してください。
エバーグリーンを使うときの失敗例
①:この本の内容を1から全部覚えようとする
②:この本の内容を1つ1つノートにまとめる
以下で順に解説していきます。
①:この本の内容を1から全部覚えようとする
何度かくり返し言っていますが、この本はあくまで辞書的な役割です。
基本的に、この本を使うのは分からないところが出てきたときだけにしておきましょう。
この本に書いてあることを1から順に覚えていくものではありません。
それは量が多すぎてまず不可能ですからね。注意してください。
②:この本の内容を1つ1つノートにまとめる
これも時間がかかり過ぎるのでやめておきましょう。
そもそも、1つ1つの文法を分かりやすくまとめてくれているのがこの本です。
なので、これ以上まとめる必要もないんですよね。
まとめる時間を上で紹介した問題集を解くのに使った方が身になりますよ。
エバーグリーンについてのまとめ

この参考書はこんな人におすすめ
- 英文法を勉強したい人
- 独学で英語を勉強している人
- カラー&イラストつきだとやる気が出る人
- 文法問題集を解いてて分からない問題が出たときにすぐに調べたい人
エバーグリーンは英語学習のお供に1冊あると、好きな時に調べられて重宝しますよ。
英語を勉強するすべての人におすすめできる参考書です。