英語を勉強している人の中には
- 英単語が覚えられない
- 覚えたと思ってもすぐに忘れてしまう
と悩んでる人も多いのではないでしょうか。
おそらく誰もがぶち当たる壁だと思います。
自分もコツをつかむまでは本当に苦労しました。
全然頭に入らないし、がんばって覚えたと思っても次見たときには忘れてるんですよね。。
しかし、英単語を覚えるのに才能なんて要りません。やり方さえ間違わなければ誰だって覚えられます。
そこでこの記事では、英単語を絶対に覚えられる5つのコツを伝えたいと思います。
英単語を覚えるのに「こうしないとダメ!」というのはありませんが
最低限押さえておいてほしいポイントはあります。
まずはこの5つだけ押さえておけばOKです!
この記事はこんな人におすすめ
- 英単語がなかなか覚えられない人
- そもそも覚え方が分からない人
- 覚えたと思ってもすぐに忘れてしまう人
英単語をすぐに忘れるときの5つの対処法

英単語をすぐに忘れてしまう・なかなか覚えられない場合、次の5つが大切です。
- 1日に見る回数を増やす
- 1週間の間で見る回数を増やす
- 英語→日本語へ 最初は1語1訳でOK!
- ✖ 書く 〇声に出す
- 単語帳をとりあえず1周するのはNG
1つずつ解説します。
①:1日に見る回数を増やす
まずはこれです。
単語を覚えられない原因のほとんどがこれだと思います。
単語が身につかない人のほとんどは見る回数が足りてないです。
例えば、単語帳の中で1番から100番までを覚えようと思ったとき、1日にこの範囲を何回見ますか??
おそらく「1日に1回だよ」いう人が多いのではないでしょうか。
朝やったらその日は終わりで、また次の日101番~覚え始めるみたいな感じで。
残念ながらこれでは覚えるのは難しいです。
大事なのは1日に何度も繰り返すことです。
例えば朝1~100番を覚えたのなら、お昼にまた復習してください。
そして夕方、夜にも復習してください。
しつこいぐらい1日に何度も復習してください。
1日に10回ぐらい復習すれば絶対覚えられます。
②:1週間の間で見る回数を増やす

「1日に見る回数を増やすのが大事だよ!」
とお伝えしましたが、次に大事なのは1週間の間に何度も復習することです。
たとえ、1日に何度も復習して完璧にしたとしても
そのままやらなければいずれ忘れます。
というか明日、明後日には半分は忘れてるはずです。
![]()
引用:エビングハウスの忘却曲線より
これは有名なエビングハウスの忘却曲線です。
これを見て分かるように、人は1日たてば覚えたものを半分以上忘れてしまうことが分かると思います。
なので大事なのは1週間という短い期間の間でも繰り返し復習することです。
おすすめは、1日目→2日目→4日目→7日目
ぐらいで1週間で4回ぐらい同じ範囲を復習すると定着してくるのが実感できると思います。
ポイントとしては間隔を空けずに短い期間で復習することです。
③:英語→日本語へ 最初は1語1訳でOK!

単語帳を使うとき、覚えるのは英語→日本語だけでOKです。
英語を見てその意味が分かるかどうかだけに集中しましょう。
単語を覚える1番の目的は、長文を読めるようにすることだからです。
つまり、英語を見て日本語が言えれば十分です。
また、日本語訳は1つ覚えれば大丈夫です。
単語帳には1つの単語に対して複数の意味が載っていると思いますが
まずは1つの意味をしっかり覚えることに集中しましょう。
「1つでいいの?」と思われるかもしれませんが、最初からあれもこれも覚えるのはかなり負担だと思います。
なのでまずは、1語1訳で覚え、余裕ができたら2つ目の意味も追加して覚えていけば大丈夫です。
最初からハードルを上げると挫折しやすいです。
④:✖ 書く 〇声に出す
単語を覚えるときは声に出して覚えましょう。
書いて覚える人もいるかもしれませんが、あまりおすすめしません。
なぜなら、時間がかかるからです。
最初からすべて書いて覚えていったら日が暮れてしまいます。
書いて覚えるのは
- どうしても覚えられない単語
- 他の単語と綴りが似てて紛らわしいもの
だけにしましょう。
その方が効率がいいし、何より負担が少ないです。
⑤:単語帳をとりあえず1周するのはNG
「単語帳をまずは1周する」のはやめたほうがいいです。これ実はかなり効率が悪いです。
なぜなら2000語の単語帳を1周しようと思ったとき2000語目が終わるころには
復習をしていたとしても最初の方の単語はほとんど忘れてるはずだからです。

おすすめは1冊の単語帳をいくつかに区切って覚えることです。
例えば2000語収録されている単語帳を覚えるとします。
そしたらこれを4分割して覚えていきます。500語の単語帳を4冊完璧にしていくイメージです。

そうすると期間を空けずに覚えられるので、どんどん定着していきます。
自分はこの方法で英検1級の単語帳を1冊覚えきることができました。
英単語を覚えるときの注意点

ここまでのやり方を守れば、覚えられない人はいないと思います。
少なくとも自分が見てきた人にはいませんでした。
ただし、1つ注意点があります。
それは「英単語を覚えた!」という基準です。
どういう状況になれば単語帳を1冊覚えたと言えるのでしょうか。
それは、英単語を見た瞬間にその単語の意味をイメージできることです。
大事なのは見た瞬間にというところです。
よくある失敗例は
例えば、「fossil」をチェックしたときに
「え~と、なんだっけな 昨日見たぞ そうだ思いだした! 化石だ!
ふう~ギリギリセーフ!」
こういう状況ってよくありそうですが、これ全然セーフでもOKでもありません笑
ちゃんと意味が言えているので一見覚えているように見えますが
思い出すのに2,3秒かかっています。
「それぐらいならいいじゃん!」と思ったかもしれませんが
これでは、実際のテストではほぼ使い物にならないのです。。
みなさん長文を読んでいくときって、前からザーっと読んでいきますよね。
そのとき1つの1つの単語を認識する時間てたぶん1単語1秒もないはずです。
それなのに単語帳で1つの意味を思い出すのに2秒も3秒もかかっていたら、それって結局長文では使えない(=覚えていない)単語ということになってしまいます。
リスニングでも同じことが言えます。
大事なのは、英単語を見たら0.1秒で意味が分かるようにしておくことです。
そうすれば、長文やリスニングで使える知識として単語を認識できます。
これを見たみなさんにはぜひ、最終的にこの基準をクリアするまで継続して単語帳をやり込んでほしいと思います。
そうすれば英語の世界が変わります。
英単語を忘れるときの対処法:まとめ
まとめると大事なのは
- 1日に見る回数を増やす
- 1週間に何度も復習する
- 英語→日本語で覚える 最初は1語1訳でOK!
- 書かずに声に出して覚える
- 単語帳をとりあえず1周するのはNG
英単語なんて忘れるのは当たり前です。
忘れることは悪いことではありません。
むしろそれが当たり前です。みんな忘れます。
大事なのは、忘れて当たり前! 忘れることを前提に勉強することです。
単語の覚え方が上手い人は、記憶力がいいというよりも復習するタイミングが上手い人です。
完全に忘れてしまう前に復習しているので、もう1度覚える負担が少ないのです。
英単語を覚える際にはこのことを念頭に置いて覚えてみてください。
きっとうまくいくはずです。