この記事ではこんな疑問にお答えします。
※Rise 構文解釈1 基礎~難関編(以下、Rise 構文解釈1)。
本記事の内容
- Rise 構文解釈1のレベルや使い方
- Rise 構文解釈1のメリット・デメリット
- Rise 構文解釈1の次にするべき参考書
この記事を読むことで「Rise 構文解釈1」がどんな参考書でどんな人に向いているかが分かります。
この記事は3分ほどで読み終わります。
Rise 構文解釈1 基礎~難関編のレベルなどの基本情報

- ジャンル:英文解釈
- 使用時期:英語学習中期
- 内容レベル:MARCHレベルより少し難しい
- 対象者:MARCHレベル1文を読めるようになりたい人
- 到達レベル:MARCHレベルの1文が読めるようになる
- 例文数:74題
これだけだとピンとこないと思うので、以下でもう少し詳しく見ていきますね。
Rise 構文解釈1ってどんな参考書?
「Rise 構文解釈1」は74の例題を通して、MARCHレベルの1文を読めるようにしてくれる参考書です。
主語の発見から始まり
- 不定詞
- 動名詞
- 省略
- 倒置など
全部で30のテーマに分かれています。
ジャンルとしては英文解釈の参考書になります。
全ページカラーなうえ講義形式で構成されているので、とても読み進めやすいデザインが特徴的。
Rise 構文解釈1のレベル
タイトルに基礎~難関とあるように、ボリューム層はMARCHぐらいの印象。
全体的にレベルは高めです。
中堅私大レベルの文がきちんと読めていなければ挑むのは難しいと思います。
Rise 構文解釈1がおすすめな人
中堅私大レベルの長文は読めるけど、MARCHレベルの長文になると読めない、、という人におすすめ。
具体的に言うと、次の問題集で壁にぶつかっている人におすすめできます。
- 英語長文ポラリス1
- やっておきたい英語長文500
- 英語長文ハイパートレーニング3 難関編
このあたりの長文で壁にぶつかる人は多いです。
そういったときに、この「Rise 構文解釈1」をやり込むことでその壁を越えられますよ。
Rise 構文解釈1を使ってできるようになること
Rise 構文解釈1をやり込めば、「MARCHレベルの1文」が読めるようになります。
つまりMARCHレベルの長文が読めるようになるということです。
Rise 構文解釈1 基礎~難関編のレベルから見たメリット5つ

Rise 構文解釈1には5つの良いところがあります。
- 知識がつながっていく講義スタイルの解説!
- 英文の構造が一目で分かる解説!
- 例題はほぼすべて大学の過去問!
- 省略や倒置など差がつくポイントを練習できる!
- 全ページカラーなので読みやすい!
1つずつ解説しますね。
①:知識がつながっていく講義スタイルの解説!
Rise 構文解釈1はすべてのテーマが「講義形式」になっています。
最初から順番に例題を解いていくだけで、自分が解けない部分や疑問に思っていた部分がどんどん解決されていきます。
あなたが知りたい解答が先回りされて用意されています。
まるで塾や予備校で講義を受けているかのような感覚で読めますよ!
②:英文の構造が一目で分かる解説!
Rise 構文解釈1の解説にはSVOCはもちろんのこと、修飾関係や大事な文法のポイントも図示されています。
これが非常に分かりやすいです。
たとえ文章による説明を読まなくても、この解説の図示を見るだけで英文の構造が一目でわかっちゃいます。
英文構造が丸わかりの解説が魅力的!
③:例題はほぼすべて大学入試の過去問!
例題はほぼすべて大学入試からの抜粋なのでやりごたえがあります。
主な出典は難関国公立や難関私立が中心です。
実際の入試レベルを肌で感じながらMARCHレベルの英文解釈を学ぶことができますよ。
有名大学が多いので、ページをめくるたびにわくわくします!
④:省略や倒置など差がつくポイントを練習できる!
「省略や倒置」など対策していなければ手が出ないであろうポイントが学べます。
また、比較や関係詞などは
「入門英文解釈の技術70」や「肘井学の読解のための英文法」などにももちろんありますが、それらには載ってないような深い内容が学べます。
例えば関係詞であれば、連鎖関係詞など。
こういった部分は基礎の英文解釈の参考書では扱っていないことが多いので助かるところ。
入門レベルの英文解釈の参考書とはちがい、すべての内容が深いです!
⑤:全ページカラーなので読みやすい!
Rise 構文解釈1は「全ページがカラー」になっています。
白黒じゃないので、視覚的な面で進めるハードルが低いと思います。
白黒だけで延々と説明されると読む気がなくなるという人にはピッタリですね。
全ページカラーなので進める負担が軽い!
Rise 構文解釈1 基礎~難関編のレベルから見たデメリット2つ

Rise 構文解釈1の気になるところは2つです。
- 例題によってレベルに差がある
- CDはついていない
1つずつ解説しますね。
①:例題によってレベルに差がある
タイトルに「基礎~難関」とあるように、例題によってレベルにけっこう差があったりします。
ただし、各例題には難易度が5段階でつけられているので、解く前に一応心の準備はすることができますよ(笑)
②:CDはついていない
Rise 構文解釈1にはCDはついていません。
なので、音声を使っての音読はできないです。
ただ、個人的には英文解釈の参考書で音声を使う必要性をあまり感じないので、気になりませんでした。
Rise 構文解釈1 基礎~難関編のレベルを踏まえた効果的な5つの使い方

次に、Rise 構文解釈1の効果的な使い方・進め方をご紹介します。
流れ的には以下の通りです。
- 「構文解釈の学習を始めるにあたって」の部分は読んでおく
- 例題を1つずつ解いて答え合わせ
- やるのは下線部だけでOK
- チャレンジ問題はとばす
- 1周で終わらない!何周も復習する!
1つずつ解説しますね。
①:「構文解釈の学習を始めるにあたって」の部分は読んでおく
本書のp8~9に「構文解釈の学習を始めるにあたって」という部分があります。
英文解釈をするのに不可欠なことが書かれているのでここは必ず理解しておきましょう。
とはいっても、この参考書に手をつけるレベルの人であればおそらく大丈夫だとは思います。
不安な人は今一度確認しておくといいでしょう。
本書をやり込むときの理解度がぜんぜん違ってくるはずです。
②:例題を1つずつ解いて答え合わせ
各例題の上に、解釈のポイントが解説されている項があるのでそこをしっかり読んでおきましょう。
そこを読み終わったら、例題を1つずつ解いて答え合わせをします。
SVOCや修飾関係、節や句の範囲を1つ1つ考えながら解いていくことが大事です。
このときに一番力がつきます。
③:やるのは下線部だけでOK
Rise 構文解釈1の問題はこのようになっています。
![]()
Z会出版 越智睦人 合格へ導く英語長文Rise構文解釈1基礎~難関編 p42より引用
実際に解くのは下線部だけでOKです。
下線部が一番大事なところなので、そこをやるだけでもこの本で身につけなければならないことは身につきます。
④:チャレンジ問題はとばす
チャレンジ問題というのが途中で3問入ってきますが、それもやらなくていいです。
例題をひたすら完璧にすれば十分力はつきます。
もちろん余裕があって、「もっとやりたい!」という人はやってもいいと思います。
⑤:1周で終わらない!何周も復習する!
ここが一番大事ですね。
絶対に何周も復習してください。1周だけやって終わりはなしですよ。
それじゃあ何も身につかないです。
何周もくり返して初めて参考書の内容が自分の血肉になっていきますからね。
これについても、このレベルの参考書に挑む人なら大丈夫だとは思いますが一応念のため。
本当に大事なところなので。
Rise 構文解釈1 基礎~難関編の次にするべき参考書
Rise 構文解釈1が終わったらMARCHレベルの長文に入りましょう。
次の中から選ぶとレベル的にも失敗しないです。
- 英語長文ポラリス1
- やっておきたい英語長文500
- 英語長文ハイパートレーニング3 難関編
以下にそれぞれのレビュー記事を貼っておきます。
↓
英語長文ポラリスの各レベルや5つの効果的な使い方を徹底解説!
やっておきたい英語長文500のレベルや5つの効果的な使い方を徹底解説!
英語長文ハイパートレーニングの各レベルや5つの効果的な使い方を徹底解説!
Rise 構文解釈1 基礎~難関編のレベルや使い方:まとめ

まとめるとRise 構文解釈1はこんな人におすすめです。
- MARCHレベルの長文になると読めない人
- 詳しめの解説が欲しい人
- 白黒だけよりもカラーの方がやる気が出る人
- MARCHレベルの長文を読めるようになりたい人
Rise 構文解釈1をやり込むことでMARCHレベルの1文を正確に読めるようになります。
中堅私大レベルまでは大丈夫だったけど、MARCHレベルで壁にぶつかった人におすすめできます。