「高校の英文読解が1冊でしっかりわかる本」ってどんな参考書なんだろう。
今回はこんな人に向けて記事を書いていきます。
この記事の内容
- 高校の英文読解が1冊でしっかりわかる本の内容
- この参考書のレベルや使い方
- この参考書のメリット・デメリット
- 口コミや自分の感想を紹介
- 次にするべき参考書
この記事を読むことで、「高校の英文読解が1冊でしっかりわかる本」についてすべて分かります。
口コミや自分の感想も合わせて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
高校の英文読解が1冊でしっかりわかる本のレベルや基本情報

高校の英文読解が1冊でしっかりわかる本ってどんな参考書??
この本は「精読(=英文解釈)」の基本を身につけるためのものです。
全部で6章あり
- 英文読解のはじまり
- 句と節の6パターン
- SVの発見の3パターン
- 単語の識別の5パターン
- 構文の8パターン
- 文型と動詞の型の9パターン
となっています。
目玉は2~4章です。
それらの章で精読のやり方を徹底的に学ぶことができます。
これ1冊に精読するために必要なことはすべて書かれていますよ。
肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本との違い
似た内容の参考書に「肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本」というのがあります。
それもそのはずでどちらも作者が同じです。
2冊の主なちがいは以下の通りです。
「肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本」の方が優れてる点。
- 網羅している範囲が広い
- 例題数が多いのでたくさん練習できる
「高校の英文読解が1冊でしっかりわかる本」の方が優れてる点。
- 全体的に解説が詳しめ
- カラフルでレイアウトが見やすい
迷った場合、網羅性を取るか、解説やレイアウトの見やすさを取るかで決めるのがいいと思います。
「肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本」についても知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本のレベルや特徴を徹底解説!
高校の英文読解が1冊でしっかりわかる本のレベルやおすすめな人
この本は精読のやり方を1から学びたい人におすすめできます。
特に初学者の方で「易しめの教材で勉強したい!」という人に向いてます。
レベルは、高校文法の基礎が分かっていれば大丈夫なぐらいです。
高校の英文読解が1冊でしっかりわかる本のメリット3つ

この本のメリットは3つあります。
- 例題すべてにSVOCや修飾関係が示されている
- 例題が短めで易しい
- 使われてる語彙レベルが易しい
1つずつ解説します。
①:例題すべてにSVOCや修飾関係が示されている
すべての例題にSVOCや修飾関係がバッチリ書かれています。
なので、初めて精読を勉強する人でも、模範解答をまねるだけで精読の仕方が分かってきます。
このように、文字だけの説明ではないので視覚的にもパッと分かりやすいです。
②:例題が短めで易しい
使われてる例題が易しいので、完全な初学者でも安心して使うことができます。
独学の場合、例題が難しいとそれだけで挫折の原因になってしまいますからね。。
③:使われてる語彙レベルが易しい
例題に使われてる語彙レベルも易しいです。
なので、単語にいちいち引っかかることなく、精読の練習に集中することができますよ。
高校の英文読解が1冊でしっかりわかる本のデメリット2つ

この参考書のデメリットは2つです。
- 文法自体についての解説はあまりない
- 本のサイズが大きめ
1つずつ見ていきます。
①:文法自体についての解説はあまりない
この参考書はあくまで「精読の土台」を固めるための本です。
なので、文法自体についての解説はほぼないです。
もし品詞や基本的な文法について不安がある人は先にそちらを固める必要があります。
「そんなこと言われても何を使えばいいか分からん!」という人は
「肘井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本」が独学でも分かりやすいです。
この参考書については以下の記事でも詳しく解説しています。
肘井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本のメリット・デメリットなどを徹底解説!
②:本のサイズが大きめ
本のサイズが一般的な参考書よりも大きめです。
なので、小さいカバンだと入りきらない可能性があります。
しかし、大きいだけで分厚くはないので、重いことはないですよ。
家で勉強することが多い人ならば、最初から気にならないと思います。
それに大きい分、レイアウトがすっきりしていて見やすいです。
高校の英文読解が1冊でしっかりわかる本の口コミや自分の感想

続いて、使ってる人の口コミや自分の感想をいくつかご紹介します。
良い口コミ
良くない口コミ
自分の感想
「精読」を身につけるための1冊目にちょうどいいと感じました。
特に、独学でがんばってる人にはちょうどいいレベル感とレイアウトだと思います。
しかも全編を通してカラーなので、モチベーションも上がります。
ただし上でも書きましたが、品詞や基本的な文法については理解できていることが前提です。
高校の英文読解が1冊でしっかりわかる本の効果的な使い方

効果的な使い方は次の通りです。
- 「本編に入る前に」を読んでおく
- 例題を1題ずつ解いて答え合わせ
- 何周もくり返しやり込む
1つずつ解説します。
①:「本編に入る前に」を読んでおく
前書きに「本編に入る前に」というページがあります。
ここを先に読んでおきましょう。
「品詞」や「句と節」などについての解説がされています。
ここをあらかじめ読んでおくことで、本書をより理解することができます。
②:例題を1題ずつ解いて答え合わせ
次に例題を1題ずつ解いていきましょう。
この際、意識してほしいのは次の2点です。
- それぞれの文法が何のカタマリになるのかを覚える
→動名詞なら名詞、関係代名詞なら形容詞など - 品詞によってかっこの種類を使い分ける
→名詞なら<>、形容詞なら()など
このあたりはこの参考書のゴールでもあるので必ず意識しておきましょう。
③:何周もくり返してやり込む
絶対に何周もしてください。
1周だけやっても意味ないです。
何周もくり返すことで精読のやり方が体に染み込んでいきます。
高校の英文読解が1冊でしっかりわかる本の次にするべき参考書

この本で精読のやり方を覚えたら次は、実際の長文の中で精読の練習をしていきましょう。
おすすめは「速読英単語 入門編」と「ハイパートレーニングレベル1 超基礎編」です。
どちらも「中学~高1レベル」でなおかつ1文1文が短いので独学でもやりやすいと思います。
各参考書の詳しいレビューについては以下の記事を参考にしてください。
・速読英単語 入門編
速読英単語 入門編のレベル・使い方・特徴を解説!【最初の1冊におすすめです】
・ハイパートレーニングレベル1 超基礎編
英語長文ハイパートレーニングの各レベルや5つの効果的な使い方を徹底解説!
高校の英文読解が1冊でしっかりわかる本のレベルや特徴:まとめ
まとめると、この本は以下のような人に向いています。
- 独学で精読を学びたい人
- 易しめの教材がいい人
- 見やすいレイアウトがいい人
- 長文を読めるようになりたい人
初学者のためにとことんレベルを下げてくれているので、独学で精読を学びたい人に向いています。
図解が多いので視覚的にもパッと分かりやすいですし、カラーなので読みやすいのも魅力です。