英単語帳を買って、単語を覚えたいな~と思っても
「英単語帳の種類がありすぎてどれを選べばいいのか分からない」
「みんな同じに見えるけど、違いとかあるのかな」
「おすすめの英単語帳とその特徴を教えてほしい!」
こんな悩みを持っている人もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事ではこのような疑問にお答えします!
この記事を読むことで、知っておくべきおすすめの英単語帳とその特徴が分かります。
本記事の内容
- おすすめの英単語帳を5種類ご紹介
- それぞれの特徴やどんな人に向いているかを解説
- 他の人の口コミや自分の体験談を紹介
おすすめ英単語帳①:システム英単語
①:特徴・メリット・デメリット
1冊目は「システム英単語」です。
この単語帳の最大の売りは、ミニマルフレーズと呼ばれる「2~5語ぐらいの短いフレーズ」で単語を覚えられること。
例文で覚えるよりも負担が少ないのが魅力的。
下の画像を参考にしてください。
![]()
https://www.sundaibunko.jp/systan/index.html より引用
このミニマルフレーズの良いところは次の3点です。
- 1つ1つが短いので覚える負担が少ない
- その単語の使われ方がイメージしやすい
- 語法も一緒に覚えられる
知らない単語もこれのおかげでサクサク覚えられます。
次に、システム英単語のメリットは以下の通りです。
- 試験によく出る順に単語が並んでいる
- ミニマルフレーズが便利で覚えやすい
- 単語と一緒に語法も身につく
- 多義語をまとめた章がある
- 音声を無料でダウンロードできる
デメリットは以下の通りです。
- 派生語が少ないページがある
- 音声に関して見出し語は無料だが、ミニマルフレーズの音声は有料
②:こんな人におすすめです
「システム英単語」は次のような人におすすめです。
- 大事な単語から順に覚えたい人
- ミニマルフレーズを使って覚えたい人
- 単語と一緒に語法も覚えたい人
- 多義語をまとめて覚えたい人
単語だけでなく、「語法や多義語なども一緒に覚えたい!」と言う人には特にピッタリかと思います。
③:口コミや自分の体験談
システム英単語に関する口コミをいくつかご紹介します。
まずは良い口コミから。
続いて良くない口コミです。
ミニマルフレーズは覚えやすいだけでなく、長文を読むときにも便利でした。
ミニマルフレーズで覚えた表現がそのまま長文に出ることも多かったので、結果として長文を読むスピードも上がりました。
迷ったらこの単語帳を選んでおけば後悔はしないと思います。
この単語帳についてはシステム英単語のレベル・使い方・特徴を徹底解説!【選ばれるのには理由があります】の記事でも詳しく解説しています。
おすすめ英単語帳②:ターゲット
①:特徴・メリット・デメリット
2冊目は「ターゲット」です。
ターゲットは「the単語帳」っていう感じの単語帳です。
「1語1訳主義」をとっており、1番中心的な意味を1つ覚えることをコンセプトにしています。
ターゲットのメリットは以下の通りです。
- 1語1訳主義をとっており、負担を最小限に抑えられる
- よく出る順に並んでいる
- 例文が短めで使いやすい
- サイズが非常にコンパクトなので持ち運びに便利
デメリットは以下の通りです。
- 機械的な暗記になりがち
②:こんな人におすすめです
「ターゲット」は次のような人におすすめです。
- できるだけシンプルな単語帳がいい人
- 例文で覚えたい人
- 外に持ち運びしやすいサイズがいい人
クセがなく非常に使いやすいです。
とにかくシンプルに単語を覚えたい!という人に向いています。
③:口コミや自分の体験談
この単語帳に関する口コミをいくつかご紹介します。
まずは良い口コミから。
続いて良くない口コミです。
自分が実際にこの単語帳を使ったのは、だいぶ英語力がついてからでしたが、「本当によくまとまっているな」というのが第一印象でした。
単語もよく出るものから並んでいるし、サイズもコンパクトで片手でも読めるんですよね。
電車の中で立ったまま読むことだってできるので、通学通勤の時間を単語の学習に変えることができますよ。
ターゲットについては下の記事でも紹介しています。
英単語帳 ターゲットのレベルや使い方を徹底解説!【圧倒的な使いやすさ!】
おすすめ英単語帳③:でる順パス単英検準1級
①:特徴・メリット・デメリット
3冊目は「でる順パス単 英検準1級」です。
この単語帳はもともと、「英検準1級」用に作られた単語帳ですが、上で紹介したシステム英単語やターゲットを覚えた人が次のレベルにステップアップするのに最適です。
ふつうなら推測して読まなければならないような単語を、まとめて覚えちゃうことができます。
しかもこのレベルの単語というのは、普通に日常生活でも出てきたりします。
でる順パス単 英検準1級のメリットは以下の通りです。
- 大学受験や英検2級レベルでは出てこないような、1ランク上の単語を覚えることができる
- 1単語につき1つ例文が載っているので、使い方をイメージしやすい
- 無料で音声をダウンロードできる
デメリットは以下の通りです。
- 例文の内容が少し硬め
②:こんな人におすすめです
「でる順パス単 英検準1級」は次のような人におすすめできます。
- 英検準1級を目指してる人
- 少し難しめの単語も覚えたい人
- 辞書なしで読める単語を少しでも増やしたい人
ここに載ってる単語というのは、「英検準1級」という枠に関係なく大事なものばかりです。
英語力を底上げするにはもってこいのレベルです。
③:口コミや自分の体験談
次に、この単語帳に関しての口コミをいくつかご紹介します。
まずは良い口コミから。
続いて良くない口コミです。
口コミにもあるように、英検準1級といっても、パス単に載ってる単語はふつうに目にするものばかりです。
自分もネットでの記事や、ニュース、説明書などでよく見かけました。
それらを見るたびに、パス単を覚えてよかった!と思っています。
おすすめ英単語帳④:Distinction2000
①:特徴・メリット・デメリット
4冊目は「Distinction2000」です。
この単語帳はYou TubeでもおなじみのATSUさんによる単語帳です。
特徴としては
- 「アカデミックと実用性」のバランスを意識して作られている
- 40のトピックを通して「アカデミック」な内容を学べる
- 1つ1つの単語に「実用的な例文」が1文以上載っている
下の画像を参考にしてみてください。
![]()
Distinction2000 ATSU KADOKAWA p297より引用
構成的には、左上にある長めの英文を読んで、その中に出てくる単語を覚えるという形式になっています。
レベル的には大学で言うとMARCHぐらいの印象です。
次に「Distinction2000」のメリットは以下の通りです。
- 使われている例文が実用的なものばかり
- 40のトピックを通してアカデミックな知識が身につく
- ネイティブ音声がスマホでも聞ける
- 可算・不可算をすべての名詞に表記
- 音の変化も考慮した発音記号
- 記憶の忘却曲線を意識したレイアウト
デメリットは以下の通りです。
- 情報量が多い分、字が小さい
- 色々詰め込みすぎて誰をターゲットにしているかが分かりづらい
- 他の単語帳よりも重い
②:こんな人におすすめです
「Distinction2000」は次のような人におすすめです。
- スピーキングを意識して単語を使いこなしたい人
- 実用的な例文で単語を覚えたい人
- アカデミックな内容も勉強したい人
- 英語力全体を底上げしたい人
この単語帳は、全体的にレベルが高く、すでに基礎ができあがってる人がさらに英語を楽しむための本って感じです。
なので、正直初学者の人にはおすすめできません。
ある程度英文が読める人だけが購入するようにしてください。
③:口コミや自分の体験談
最後にこの単語帳に関する口コミをいくつかご紹介します。
まずは良い口コミから。
続いて良くない口コミです。
単語帳の例文というと、硬いものが多くて、「この例文いつ使うんだろう?」と思ってしまうものが多いと思います。
しかし、Distinction2000の例文は「たしかに生活しててこんなこと言いそう!」と思わせてくれるものばかりなので、読んでるだけでも楽しいです。
例文で使われてる単語を、自分に合わせてちょこっと入れ替えるだけで、スピーキングの練習にもなります。
賛否両論ある参考書ですが、自分はとても気に入っています!
受験や何か資格試験のための単語帳というよりは、「英語ガチ勢」がさらに英語を楽しむための単語帳って感じですね!
この単語帳については下の記事でも詳しく紹介しています。
リンクを貼る予定です。
おすすめ英単語帳⑤:Distinction Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ

①:特徴・メリット・デメリット
5冊目は「Distinction Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ」です。
この単語帳も上で紹介したATSUさんによるものです。
しかし、上で紹介した「Distinction2000」とはコンセプトが全く異なります。
この単語帳には
「日本では出会わないけど、ネイティブが日常的に使う単語・表現」
が厳選収録されています。
その内容は、書店で売られている一般の単語帳には載ってないものばかりです。
しかも、国籍の違う何人ものネイティブと共同して作られているので
- アメリカでしか使わない
- イギリスではこんな風に言わない
- オーストラリアではこんな表現聞いたことない
というような心配もありません。
この単語帳のメリットは以下の通りです。
- 日本にいては出会わないけど、ネイティブが日常的に使う表現を学べる
- 1つの表現につき実用的な例文が2つ載っている
- すべての表現に、語源や由来が解説されている
- すべての表現に対し、そのパラフレーズが載っている
- 音の変化・脱落を考慮した発音記号
- 余白が多めなので、自分で色々書き込みやすい
デメリットは以下の通りです。
- 収録語数が1冊につき400語と少なめ
- ふつうの単語帳よりも値段が高い(1冊3500円)
- 書店では売っていない。販売は作者のサイトでのみ。
②:こんな人におすすめです
この単語帳は次のような人におすすめです。
- 海外ドラマや映画で出てくる表現を身につけたい人
- 留学予定の人
- 留学する時間やお金はないけど、ネイティブが使う表現を身につけたい人
- ふだん英語を使う機会がある人
- オンライン英会話をやってる人
- 基本的な単語は覚えてるので、もっとレベルアップしたい人
③:口コミや自分の体験談
最後にこの単語帳に関する口コミをいくつかご紹介します。
まずは良い口コミから。
続いて良くない口コミです。
口コミにもあるように、けっして安くはない単語帳です。
しかし、これだけの表現を1から自分で集める労力と時間を考えると、妥当な価格なのかなとも思います。
内容的には間違いないものですしね。
自分も知り合いのネイティブにこの単語帳を見てもらったのですが
「自分もよくこれらの表現はよく使うよ。これらの表現を覚えれば間違いなく英語力は上がる。」と言われました。
ちなみに、この単語帳は書店では販売されておらず、作者のホームページからのみとなっております。
この単語帳についてのレビュー記事は下から見れます。
リンクを貼る予定です。
おすすめ英単語帳:まとめ
おすすめの英単語帳を5冊紹介してきました。
それぞれに特徴があり、向いている人も違いますが、どれも自信をもっておすすめできる単語帳ばかりです。
ぜひお気に入りの1冊を見つけてくださいね。