いざリスニングを勉強しよう!と思ったけれど
- どういう手順で勉強すればいいんだ?
- 効率的な勉強手順を知りたいな
- 何か注意した方がいいことってあるのかな
- 600点取るにはどれぐらい勉強すればいいのかな
こんな風に思う事があるかもしれません。
そこでこの記事では、初心者向けに
- TOEICのリスニングを勉強する手順を4STEPで解説
- 絶対意識するべき3つの注意点
- 600点を取るための具体的な勉強量
について詳しく解説していきます。
この記事を読めば、リスニングの勉強でやるべきことが分かります。
【TOEIC初心者向け】リスニング勉強法:次の4STEPで進めるのがおすすめです

さっそく具体的な手順を4STEPで解説していきます。
手順は以下の通り。
- STEP1:基本的な英単語を完璧にする
- STEP2:精読をできるようにする
- STEP3:短文を聞き取れるようにする(part1,2)
- STEP4:長めの文章に挑戦する(part3,4)
1つずつ見ていきましょー。
STEP1:基本的な英単語を完璧にする
まずは単語を完璧にしましょう。
リスニングでも単語は最重要です。
覚えるべきは次の2点。
- 英単語の意味
- 英単語の発音
これだけでリスニングの基礎が完成します。
ちなみに自分は金フレを使って覚えました。
以下のサイトから音声をダウンロードできます。
それを使えば発音も一緒に覚えることができます。
朝日新聞出版 最新刊行物:書籍:TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ (asahi.com)
STEP2:精読をできるようにする
精読とは1文1文の
- 主語、動詞
- 修飾関係
- 単語・文法・表現
などを1つ1つチェックしていくこと。
これにより、1文1文が訳せるようになります。
なぜリスニングの勉強に「精読」が大事かと言いますと、問題を解いた後の復習で必要だから。
復習の際、音読などをすることになります。
そのとき、文構造や訳が分かってないものを音読しても効果がないんです。。
なので、リスニングを勉強する前準備として「精読力」が必要になってきます。
精読が学べる参考書については【厳選】TOEICの精読にピッタリな参考書3選!【みんな使ってます】の記事にまとめました。
この中から選んでいただければ失敗しません。ぜひ参考にしてください。
また、精読のやり方については【最重要】英語は精読で決まる!やり方を徹底解説!【知らなきゃ損】の記事にまとめてあります。
STEP3:短文を聞き取れるようにする(part1,2)
ここから本格的にリスニングをしていきます。
TOEICのリスニングパートは以下の通り。
- part1(写真描写問題)短文
- part2(応答問題)短文
- part3(会話問題)長文
- part4(説明問題)長文
まず優先すべきはpart1,2です。
なぜなら、この2つは問題文が短いから。
いきなり長文を聞いても挫折する可能性が高いと思います。
その点、短文であれば初心者でもやりやすいです。
なので、まずはpart1,2をがっつりやり込みましょう。
やる流れとしては次の通り。
- ふつうに問題を解く
- 答えを見る前に納得できるまで聞き直す
- 答え合わせをする
- スクリプト(原稿)を精読する
- 音読などで復習する
目安としては、まずは公式問題集1冊分(=テスト2つ分)をやり込んでみるのがいいと思います。
復習のやり方ついては長くなるのでTOEICのリスニング復習方法を徹底解説!【3つの注意点あり】の記事にまとめました。
また精読の詳しいやり方については【最重要】英語は精読で決まる!やり方を徹底解説!【失敗しないコツも合わせて】の記事に。
STEP4:長めの文章に挑戦する(part3,4)
公式問題集1冊分のpart1,2をやり込んだら、次はpart3,4です。
こちらは全問一気に解かない方がいいかと。
part1,2と違い長文なので、1問復習するのに時間がかかるからです。
流れとしては以下の通り。
- 1問ごとに解く
- 答えを見る前に納得できるまで聞き直す
- 答え合わせをする
- スクリプト(原稿)を精読する
- 音読などで復習する
これをすべての問題でくり返します。
part3,4は長文なので、事前の準備(精読)が命です。
復習するときに、不安な単語・文構造などがないようにしておきましょう。
それだけで1か月後の伸びが断然ちがってきます。
TOEIC初心者がリスニングを勉強するときの注意点3つ

勉強手順としては上記の通りですが、注意点が3つあります。
それぞれ以下の通り。
- 大事なのは問題を解くより、復習すること
- 完璧を目指す必要はない
- できるようになるまで時間がかかる
1つずつ解説します。
①:大事なのは問題を解くより、復習すること
リスニングを始めたてのうちは、問題を解くことにそれほど意味はありません。
大事なのは解いた後の復習です。
じっくり復習することで、聞こえる範囲がどんどん増えていきます。
簡単に復習する流れを書いておきます。
- スクリプトを精読する
- 発音などをチェックする
- 音声を聞いてオーバーラッピング
- 音声を聞いてシャドーイング
- 脳内ディクテーションができるまで聞く
詳しくはTOEICのリスニング復習方法を徹底解説!【3つの注意点あり】の記事で。
とにかく言えるのは、リスニングは復習が命!ということ。
復習さえしっかりすれば、確実に聞こえるようになっていきます。
時間はかかりますが、コツコツとやれば間違いなくできるようになりますよ。
②:完璧を目指す必要はない
リスニングの勉強において、完璧を目指すのはやめましょう。
ぶっちゃけ完璧に聞くのはムリ!
初心者ならなおさらです。
特にシャドーイング。
完璧を求めると、全然口が回らなくてイライラします笑
そうなると
楽しくなくなる
↓
やりたくなくなる
↓
挫折する
という悪循環です。
完璧にできなくても大丈夫!
そのうちだんだんできるようになる!
これぐらいの気持ちでいると精神的にも楽になりますよ。
ぶっちゃけ、完璧にシャドーイングとかできなくてもスコアは上がります。
(シャドーイングはやった方がいいけど、完璧にできる必要はないよ!ってこと)
それに1周目は全然できなくても、2周目・3周目、、と復習するうちにだんだん口が回るようになってきます。
③:できるようになるまで時間がかかる
リスニングはできるようになるまで時間がかかります。
例えば
- 毎日1~2時間の勉強を
- 3ヶ月以上続けて
やっとスコアが上がっていきます。
たしかにテクニック的なこともありますが、それでもラクではありません。
しかし逆に言えば、継続して勉強さえすれば必ず聞けるようになります。
やった分だけ確実に報われるのがTOEICだとも思います。
リスニングを勉強するTOEIC初心者の方へ:600点を取るのに必要な勉強量

最後に600点を取るのに必要な勉強量についてです。
TOEIC600点は、初心者の人にとって1つの壁でもありますね。
結論から言いますと、リスニングについては、公式問題集を1冊やり込めば到達可能です。
特にpart1,2を優先しましょう。
part3,4についてはほとんど解けなくても大丈夫です。
自分の場合、part3,4で解けたのは、1文書あたり平均して3問中1問ぐらいでした。
それでも600点は取れました。
TOEIC初心者のリスニング勉強法:まとめ

これまでの話をもう一度まとめます。
初心者の人がまずやるべきことは次の4つです。
- STEP1:基本的な英単語を完璧にする
- STEP2:精読をできるようにする
- STEP3:短文を聞き取れるようにする(part1,2)
- STEP4:長めの文章に挑戦する(part3,4)
STEP1,2をすることで、リスニングを勉強する下準備が整います。
あとはSTEP3→STEP4と進めるだけです。
リスニングで大事なのは、復習です。
リスニングの勉強は問題を解いた後の復習を重視してくださいね。
復習を丁寧にすることで聞き取れるようになっていきますよ。