TOEICのリスニングを勉強してるけど
- 難しすぎて解ける気がしない
- 特にpart3,4はほぼ勘で解いてます。。
- コツを教えてほしい
こんな感じで困っていませんか??
この記事ではこのような悩みを解決します。
本記事の内容
- リスニングのpart1~4までのコツを徹底解説
この記事を読めば、リスニングの打開策が分かります。
※リーディングのコツについてはTOEICのリーディングが難しい人へ【全パートのコツを徹底解説!】の記事を参考にしてください。
パターンは決まっている!part1のコツ3つ!

まずはpart1から。解くコツは次の3つです。
- 写真の隅々までチェックする
- 集合名詞を意識する
- よく出る単語は覚えてしまう
1つずつ解説します。
ちなみにpart1,2の勉強法についてはTOEIC part1,2の勉強法【大事なことはすべて書きました】 の記事にまとめてあります。
①:写真の隅々までチェックする
写真は隅の隅までチェックしましょう。
1番目立つところが聞かれるとは限りません。性格の悪い問題だと(問題作る人すみません)あえてそこ聞く!?みたいなところが聞かれます。
なので、決め打ちはせず写真全体をチェックするようにしましょう。
②:集合名詞を意識する
名詞は集合名詞でパラフレーズ(言い換え)されることも多いです。
例えば
- piano→musical instrument
- car→vehicle
みたいな感じです。
これはある程度パターンがきまってるので、公式問題集を解けば自然に身につきます。
大事なのはパラフレーズされるかも、とあらかじめ頭の片隅に入れておくことですね。
③:よく出る単語は覚えてしまう
TOEICに出てくる単語というのはある程度決まってますが、中でもpart1はさらに絞られます。
例えば
- greet each other(お互いに挨拶する)
- lean against the wall(壁に寄りかかる)
- water some plant(植物に水をやる)
- trim some bushes(茂みを刈り揃える)
こんな感じ。
これについても、公式問題集を解くときにノートなどにまとめていくといいでしょう。
コツをつかめば1番伸びます:part2のコツ5つ

part2はコツを掴めば、1番得点源にできるpartです。
コツは次の5つです。
- 文頭の聞き取りに命をかける
- 5W1Hから始まる場合、Yes/Noの選択肢は100%不正解
- 消去法が鬼のように効果的
- 設問が長くても全部聞き取る必要はない
- 大量に問題を解く
1つずつ見ていきます。
また、part2の勉強法についてはTOEIC part1,2の勉強法【大事なことはすべて書きました】の記事にまとめてあります。
①:文頭の聞き取りに命をかける
part2に関しては、設問の文頭を聞き取れるかがすべてです。
なぜなら、設問の文頭に重要な情報が集約されているから。
例えば
- When~
- Where~
- Who~
- Do you have time to~
- Let’s ~
などなど。
見て分かるように、文頭さえ聞き取れれば、何を聞かれているかが分かります。何を聞かれてるかが分かれば、完璧に聞き取れなくても正解は選べます。
つまり、後ろの「~」の部分が多少聞き取れなくても大丈夫ってことです。
なので、設問を中心に音読するとpart2は一気に伸びます。自分も最初6割ぐらいだったのが8割~9割で安定するようになりました。
②:5W1Hから始まる場合、Yes/Noの選択肢は100%不正解
5W1Hの疑問詞から始まる設問は、絶対にYes/Noでは答えません。
もしYes/Noで答えた選択肢があった場合、それは100%不正解です。
実際これを知ってるだけでかなり便利です。
例えば
- When will the meeting start ?
これに対してYes/Noで答えている選択肢があった場合、100%不正解になります。
つまり残り2つの選択肢で迷ったとしても、50%の確率で正解できてしまいます。
これは次に説明する「消去法」と組み合わせることで、ものすごい威力を発揮します。
③:消去法が鬼のように効果的
part2では消去法が鬼のように効果的です。なぜなら、唯一選択肢が3つしかないpartだから。
つまり、1つでも選択肢を消せれば、あとは勘でマークしても50%の確率で正解できてしまいます。
設問の文頭さえ聞き取れれば、1つぐらいは消去できるのでかなり効果的です。
自分もこれを意識してから8割を切らなくなりました。
④:設問が長くても全部聞き取る必要はない
「設問が長いとめっちゃ焦る。。」こんな人に朗報です。
たとえ設問が長くても「文頭」と「残りの単語」を断片的にでも聞き取れれば正解は選べます。
また、ここでも消去法が実に有効です。
だいたい1つぐらいは明らかに違う選択肢が入ってます。これは設問の文頭さえ聞き取れればすぐに判断できます。
その選択肢を消せばあとは2択です。適当に選んでも50%なので、当たる確率は高いです。
自分もこれを徹底してから「無理して全部聞き取る必要ないんだ」と気持ち的に少し楽になりました。
⑤:大量に問題を解く
問題を解くコツとは違いますが、大量に問題を解くのも大事です。
なぜなら、たくさん解くことで
- 正解・不正解になりやすいパターン
- よく出るひっかけパターン
- よく出る表現
が蓄積されていくから。
目安としては100問以上は解きたいところ。それぐらい解くと、part2のパターンが見えてきます。
公式問題集であれば2冊分。もしくは、part2用の参考書を追加するのもおすすめです。
難しいけど突破口はあります!part3,4のコツ5つ

part3,4はpart1,2に比べると、リスニング力そのものが重要になってきますが、それでもやはり解きやすくなるコツはあります。
次の5つです。
- 自分なりの解き方を確立させる
- よく出る設問パターンは覚えてしまう
- 意図問題は捨てる
- マークはしない、印をつけるだけ
- 設問の答えを聞き取ることに全集中
順に見ていきます。
ちなみにpart3,4の勉強法についてはTOEIC part3,4のスコアが上がる勉強法【聞き取れない人必見】の記事を参考にしてください。
①:自分なりの解き方を確立させる
これはつまり「先読み」の仕方ですね。
part3,4で重要なのは間違いなく先読みです。自分に合った先読みを確立できるかで、スコアは100点以上変わってきます。
自分も先読みが安定しだしてからは、part3,4で8割は絶対に切らなくなりました。
ぜひ自分に合った先読みを身につけましょう。
先読みについてはTOEICの先読みは覚えられなくても大丈夫!【3つのコツを徹底解説】の記事にすべてまとめてあります。
②:よく出る設問パターンは覚えてしまう
よく出る設問パターンは覚えてしまうといいです。
こうすることで
いちいち設問を訳さなくても済む
↓
先読みがしやすくなる
↓
スコアが上がる
という好循環です。
いくつか例を挙げておきます。
- What are speakers discussing ?
- Why is the woman calling ?
- Where does the conversation take place ?
- Who most likely is the man ?
- What is the man’s concern ?
他にもいろいろありますが、数は限られています。
公式問題集をくり返し解くうちに、自然と覚えてくるはずです。
③:意図問題は捨てる
意図問題とは
男性が”~~”のように発言した意図はなんですか?
と聞くもの。
この設問は800点を超えるまでは捨てていいと思います。
理由は2つです。
- 設問も選択肢も長くなりがちなので、先読みのリズムが崩れる
- そもそも問題自体がムズイ
自分も先読みのリズムが崩れるときは、だいたいこの意図問題が原因です。しかも話の流れを理解してないと解けないので、問題自体がムズイです。。
数的には多くないので、ここを捨ても800点は十分取れます。
④:マークはしない、印をつけるだけ
part3,4のマークは、リスニングが終わってから(つまりpart5の前)まとめて行うのがオススメです。
なぜなら、1つ塗りつぶすだけでも意外に時間がかかるから。3問となると数秒かかります。
ところがどっこい。part3,4中の数秒は死ぬほど貴重です。そのたったの数秒で先読みに余裕が生まれます。その結果、正答率も上がります。
なのでマークするのではなく、チョンと印だけつけておくのがオススメです。マークは後でまとめて塗りましょう。
ちなみにマークはこれを使うと一瞬で終わります。
TOEICは200問もマークする必要があるので、これを使えば5分ぐらい短縮できます(part7の長文1~2個分!)。
⑤:設問の答えを聞き取ることに全集中
part3,4では、設問の答えだけを聞き取ればそれでOKです。
全部聞き取る必要はありません。そんなこと僕も無理です(笑)
答えの場所さえ聞き取れれば正解は選べますし、それでスコアも上がります。その方が気持ち的にも楽ですよ。
TOEICのリスニングが難しい人のためのコツ:まとめ
ここまで全パートのコツを見てきました。
もう1度おさらいしておきます。
part1のコツは
- 写真の隅々までチェックする
- 集合名詞を意識する
- よく出る単語は覚えてしまう
part2のコツは
- 文頭の聞き取りに命をかける
- 5W1Hから始まる場合、Yes/Noの選択肢は100%不正解
- 消去法が鬼のように効果的
- 設問が長くても全部聞き取る必要はない
- 大量に問題を解く
part3,4のコツは
- 自分なりの解き方を確立させる
- よく出る設問パターンは覚えてしまう
- 意図問題は捨てる
- マークはしない、印をつけるだけ
- 設問の答えを聞き取ることに全集中
もちろんリスニング力そのものを上げることは重要ですが、コツを知っているかどうかだけでスコアは大きく変わります。
上で書いたコツはどれも、スコアアップに役立つものばかりだと自負しています。
ぜひ今日から取り入れてみてくださいね!