TOEICでpart5,6を対策しようと思ったけど
- どうやって勉強すればいいんだ?
- どの参考書を買えばいいんだろ
- 600点取りたいんだけど、どれぐらい解けばいいのかな
- 時間配分についても知りたいな
こんな風に悩んでいませんか??
そこでこの記事では、part5,6で9割を取り続けている自分が
- part5,6を勉強する具体的な手順
- その際に使うおすすめの参考書
- 目標スコア毎の解くべき問題数
- 実際に解くときの解答時間の目安
について徹底解説します。
自分が安定して9割を取れるようになった過程をすべてお話ししますね。
ちなみにpart7の勉強法についてはTOEIC part7の勉強法を4STEPで解説!【長文が読める!】の記事にまとめてあります。
part5,6の具体的な勉強手順とおすすめの参考書

part5,6を勉強する手順は以下の通りです。
- 「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく」で中学英語を完璧にする
- 「金のフレーズ」で単語を完璧にする
- 「文法特急」でpart5,6をやり込む
- 「公式問題集」で総仕上げ
1つずつ解説します。
STEP①:「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく」で中学英語を完璧にする
まずは中学英語を完璧にしましょう。これはpart5,6だけの問題ではないです。ぶっちゃけTOEICのスコアが伸びるかどうかはここで決まります。
自分はこちらの参考書を使いました。
中学3年間の英語をこれ1冊で総復習できます。中学英語を復習するための参考書では、1番人気です。
イラストもふんだんに使われているので、文字だけの説明が苦手な方でもビジュアルから理解できます。
中学英語を完璧にするだけでも、part5,6はかなり解けるようになります。
自分がスコアを伸ばせたのは間違いなく、これで中学英語を完璧にしたおかげです。
STEP②:「金のフレーズ」で単語を完璧にする
中学英語と同時進行で単語も覚えましょう。単語を知らないと何もできません。
単語については必ずTOEIC専用の単語帳を使ってくださいね。
大学受験のものでは、TOEICに対応できないので要注意です。
おすすめは金のフレーズ。通称金フレ。
TOEICの単語帳では断トツで1番人気です。TOEICに絶対必要な単語が1000語厳選されています。ぶっちゃけこれ以外を使ってる人を見たことありません。
網羅性が高く、「これ見て問題作ってるのかな」というぐらいよく出ます。part5,6の英文から知らない単語が消えます。
ぶっちゃけこれをガンガン覚えるだけでもスコアは上がります。TOEICで600、700と目指すなら必須の単語帳です。
STEP③:「文法特急」でpart5,6をやり込む
中学英語と単語を完璧にしたら、いよいよ本格的なpart5,6対策です。
ここからは実際のpart5,6形式で対策していきます。
おすすめの参考書は「文法特急」です。
part5,6において最強の参考書です。これを超える対策本はないと断言できます。
特徴としては
- 問題数が厳選されており、1周するのに時間がかからない
- 問題の質が良く、頻出パターンをすべて網羅できる
- 解説が非常に詳しく、独学でも十分理解できる
- 正解の選択肢だけでなく間違いの選択肢にも言及しているので、解いた後に疑問が残らない
- 文庫本サイズなので、鞄に入れて持ち運んでもかさばらない
part5を中心に扱っており、これ1冊で頻出パターンをすべて対策できます。
自分も、金フレとこれを5周以上してからは、part5で8割を切らなくなりました。
また、文法特急2というのもあります。
文法特急(青)の続編です。形式や作りなんかは青の方と変わりません。
こちらはしばらく改定されていませんが、part5に関しては全く問題なく使えます。自分もよくテスト前には復習しています。
文法特急(青)を5周以上やり込んだ人は、ぜひこちらもやり込んでみてください。
2つ合わせることでかなりの問題に対応できるようになります。
そういう場合は「エバーグリーン」で調べるのがおすすめです。自分はいつもこれで調べていました。
中学~高校文法まですべて網羅されている文法書です。これに載ってない文法事項はありません。
とは言っても、全ページカラー&イラスト付きなので、想像してるような固いものではないので安心してください。
気になったところを手軽に調べることができます
独学の場合は聞ける人がいないので、手元に1冊置いておくとその場でサッと解決できて便利ですよ。
STEP④:「公式問題集」で総仕上げ
文法特急をガッツリやり込んだら、公式問題集を解いてみましょう。
この際、文法特急で学んだやり方で解いてみるのが大事です。
目標にするべき正答率と時間については、次の見出しで解説します。
part5,6はこれだけ解こう!目標スコア毎の解くべき問題数

次に自分の体験からになりますが、解くべき参考書を目標とするスコア毎に紹介します。
あくまで目安ですが、1つの指標にはなるかと思います。
※現在TOEIC400点ぐらいを想定しています。
- 600点目標…文法特急2冊+模試2セット
- 700点目標…文法特急2冊+模試6~8セット
- 800点目標…文法特急2冊+模試10セット以上
それぞれ簡単に解説します。
600点が目標:文法特急2冊+模試2セット
600点を取るには、part5,6合わせて37/46を狙いましょう。
内訳としては
- part5…24/30
- part6…13/16
ぐらいになると思います。
一見難しそうに見えますが、文法特急2冊をやり込めば十分狙えます。
600点を目指す人にとってpart7は難しすぎるので、なんとしてでもpart5,6で稼ぎたいところ。
文法特急2冊を最低でも5周以上(できれば10周以上)したら、模試を使って初見の問題に対応できるかを確かめるといいかと。
量としては2セット(公式問題集1冊分)やればだいたい掴めると思います。
またpart6については、文法特急だけでは問題数が少ないので、公式問題集を使って練習するといいです。
700点が目標:文法特急2冊+模試6~8セット
700点が目標なら、40/46を目指しましょう。
内訳としては
- part5…26/30
- part6…14/16
辺りを狙うのがいいかと。
こちらも文法特急2冊を10周以上やり込んで、模試を6~8セット(公式問題集3~4冊分)解けば到達できます。
模試については「公式問題集だとお金がかかる。。」という人はこちらがおすすめです。
こちらの模試、リーディングだけが5セット分入っています。公式問題集を買うよりもコスパが圧倒的に高いです。
解説も公式問題集より詳しく、問題の質も公式と変わりません(これが公式ですよと言われてもたぶん気づかない)。
ちなみにこちらの精選模試、1~3まで出てますが上の1が最もおすすめです。
なぜなら、1が3冊の中で1番本番の難易度に近いからです。
2は難しすぎます。3はそれよりもさらに難しいみたいです(3は解いたことがないので聞いた話になります)。
なので、買うなら1を選んでおけば間違いないです。
800点が目標:文法特急2冊+模試10セット以上
800点が目標であれば、part5,6合わせて43/46を狙いたいところ。
実際自分も850点(R430)取ったときは、普段からこれぐらい取れていました。
内訳としては
- part5…28/30
- part6…15/16
だいたいいつもこんな感じでしたね。
これぐらい取っておくと、part7で10問塗り絵になっても800点は超えるかと。
なかなか厳しそうに思えますが、模試を10セット以上(公式問題集5冊分以上)やり込めば到達できます。
特にpart6に関しては、文法特急ではあまり練習できないので、模試を使って数をこなす必要があります。
こちらもおすすめは「精選模試1」です。
リーディングに特化して5セット入ってるので、公式問題集に比べてコスパがいいです。
またpart5に関しては「出る1000」がおすすめです。
part5を1000問以上練習できます。これ1冊あれば、part5の演習に困ることはなくなります。
part5,6の解答時間の目安:目標スコア毎に変わります

よく「それぞれ10分以内に解きましょう」と言われていますが、これに関して自分は少し違う意見があります。
それは、解答時間の目安は目標とするスコアによって変わるということ。
その理由と合わせて解答時間の目安を紹介します。
- 600点目標:時間は気にしなくてOK
- 700点目標:各15分以内
- 800点目標:各10分以内
それぞれ簡単に解説します。
600点目標:時間は気にしなくてOK
まず600点が目標の場合ですが、時間は気にしなくてもいいです。
なぜなら、600点取るのにpart7はそこまで重要ではないからです。
そもそもpart5,6で時間管理が必要な理由って、part7に時間を残すためですよね。
しかし、600点が目標であればpart7については、ほとんど解かなくても達成することができるんです。
ぶっちゃけ600点取るのに大事なのは、リスニングとpart5,6です。ここでしっかり点数を取れれば、実はpart7で40問塗り絵しても大丈夫です。
このあたりの詳しいことはTOEIC600点の壁をぶち破る3つの戦略と勉強法【初心者向け】の記事にまとめました。
なので、600点を目指すならむしろpart5,6にたっぷり時間をかけ、正答率を上げる方が遥かに重要です。
700点目標:各15分以内
ここから時間管理が必要になってきます。
700点が目標であれば、part5,6を各15分以内に終わらせましょう。
700点の場合、54問中30問塗り絵(つまり実際解くのは24問だけ)しても達成可能です。
この辺りについてはTOEIC600点から700点に確実に上げる2つの戦略と勉強法の記事を参考にしてください。
part5,6合わせて30分以内に解けば、残り45分はpart7に使えます。
ということは45分で24問をしっかり解ければOKということですね。
そう考えると「なんだかいけそうだな」と思いませんか??
800点目標:各10分以内
800点が目標であればそれぞれ10分以内に終わらせましょう。
800点の場合、塗り絵してもいいのは10問ちょっとです。自分は、8問塗り絵して850点でした(L420R430)。
この辺りについてはTOEIC700点から800点に確実に上げる戦略と5つの勉強法の記事で解説しています。
800点を狙うなら、part5,6でなるべく時間を節約し、できるだけpart7に時間を残す必要があります。
スコアが上がるpart5,6の勉強法:まとめ

最後にまとめです。
part5,6を勉強する手順としては
- 「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく」で中学英語を完璧にする
- 「金のフレーズ」で単語を完璧にする
- 「文法特急」でpart5,6をやり込む
- 「公式問題集」で総仕上げ
でした。
part5,6はTOEICで1番取りやすいpartの1つです。
しっかり対策すれば、誰でも8割は取れるようになります。
ぜひこの記事を参考に頑張ってみてください!
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